(パトカーのサイレン)
(鳥居勘三郎)
14年前縁結びの神様が祀られてるという清安神社の境内で男の撲殺死体が発見された
京都府警捜査一課との合同捜査本部が鴨川東署に設置され捜査が行われた
被害者は評判のワルで恨みを持つ人間は大勢いた
その中から6人の容疑者が浮かんだ
しかしその人物たち全員にアリバイがあった
そして犯人が見つからぬまま14年の月日が流れた
(鳥居勘三郎)あんまり考え込まないほうがいいですよ。
体に良くない。
(おたま)そうはまいりませんよ。
(七尾洋子)おはようございまーす!あれ?おたまさんどうしたの?あっちへ行っててください。
気が散って思い出せなくなるじゃないですか。
何を?あっ!朝ご飯食べたかどうかとか。
洋子洋子洋子。
まぁ人をボケ老人扱いにして。
このアバズレ!おたまさんおたまさん。
それよりこの葉書…。
そうそう葉書葉書…葉書?いやおたまさんに来たのラブレター。
ラブレター!?いやーちょっと見せてくださいよ。
ねえねえ。
おっなになに…。
「ようやくあのつらい出来事も遠い日のことと思われるようになりました」「あなたとも良き友として語り合えるような気がします」「近いうちに京都の町を見物かたがたお伺いさせていただきます。
佐藤一郎」えー!誰なんですかこの佐藤一郎って?それがねぇ思い出せなくて困ってるんですよ。
まぁおそらく星の数ほど私に恋い焦がれた男性の1人に間違いありません。
文面から察するに私もこの人に思わせぶりな態度をとったのがいけなかったんでしょう。
この人の心の中にはずーっと私しかいなかった。
それなのに私…。
あらっ?佐藤一郎ってどんな人なんだろうね?さぁーでもどうかと思うなー。
名前も思い出してもらえないような相手にあんな手紙出すなんて。
男ってそういうとこあんのよね。
そういうとこって?思い出に生きちゃってるとこですよ。
女はね現実を見ながら生きてるから思い出になんかに引きずられませんもん。
私の周りなんて別れた男の記憶なんかさっさとポイして条件のいい相手とどんどん結婚しちゃってますからねぇー。
じゃあ洋子はどうして結婚しないの?私!?私は…条件厳しいから?あぁそうか。
家事全般苦手で口うるさい過保護な父親付きだもんね。
私のことじゃなくて相手に望む条件ってこと!もう〜!
(悲鳴)
(藤村里奈)いやあっ!どうしたの大丈夫!?
(里奈)後ろから誰かが…。
逃がさないわよ〜。
女だと思って甘く見ないでね!田野倉…?え…おみやさんこの男知ってるの!?捜査一課の元刑事だ。
えっ!?元捜査一課のデカがこんなことして恥ずかしくないの?
(田野倉正明)俺は何もしてないよ。
とぼけないでよ!現にこの子が…。
たまたま通りかかったら彼女が…。
え…?何があったか説明できるかな?自転車で向こうから走ってきたら急に後ろから押されて転んで気を失ったみたいで…。
それで足音がして気がついたらその人が!彼女が倒れてたから起こしただけだ。
(里奈)嘘!この人ずっと私のこと付け回してた。
家の近くをウロウロしてた。
とにかく署までご同行願います。
(兵藤兵吾)大阪で私立探偵をしてるんですか?ええ。
状況をもう少し詳しく話していただけませんか?「何度話しても同じです。
俺は何もしていない」
(大滝鉄也)「あの子はあんたにずっと付け回されていたと言ってるんだ。
それはどう説明する?」
(田野倉)「彼女の勘違いだ」
(七尾清一郎)“元”が付こうが何が付こうがデカはデカだ。
警察官の不祥事なんてこれまずいだろう。
(村井信治)だからあの何かの間違いであってほしいと…。
なんで君はどうしてそうやって無責任なことを…。
君の部下が連行したんだろうよ?いえ!うちの刑事課の者ではありません。
どうぞ。
…じゃ誰?あの男の顔見てピーンときちゃったの。
ホシはこいつだってね。
まデカの勘ってやつ?
(会沢桂子)なるほど。
あっ課長。
(村井)署長。
これですよ連行したのが資料課のこれ!資料課の分際で余計なことして君ね本当にあの男が彼女を襲ったのかね。
これは間違いでは済みませんよ!間違いじゃありません。
(星野康夫)課長!あ署長。
現場付近から走り去る怪しげな2人連れの男が目撃されていました。
(田口浩司)近くにいたおじいちゃんが目撃したんですが顔までははっきりと覚えてませんでした。
うーん。
つまり洋子ちゃんがピンときて取り押さえた男はただの善意の通りすがりの第三者ってことかな?バカ者!何てことをしてくれたんだ!まぁ村井君。
彼女には署長の私から厳しく話して聞かせるから。
なっ。
さあ来い!来なさい!えっやだやだ!
(高岡俊介)署長じきじきのお説教か…大変ですね。
余計なことしゃべってないで丁重にお帰り願え!あっはい。
(田口)早く!
(藤村瑞希)里奈…!お母さん!あー良かった。
どうケガなかった?大丈夫?あなた人形店の…。
はい…。
鳥居君!頼むから資料課が首を突っ込まないでくれよ。
お母さん状況をご説明しますからどうぞ。
はい。
もしかして…タイプ?ちょっとね。
ちょ…ちょっとタイプ!?私とどっちが?久しぶり。
迷惑かけてすまなかった。
いえ…疑われたのは自分のせいです。
失礼します。
(ドアの開く音)あお母さん。
この方がお嬢さんを助けてくだすったんですよ。
ありがとうございました。
いいえ。
お母さんあの人だよ。
よく家の近くにいた人。
私を付け回してた人。
何だって?あっいいえ。
資料課が首を突っ込むなって言ってるだろ!大滝。
(大滝)はい。
お送りしろ。
はい。
参りましょうかどうぞ。
しばらくの間なるべく1人では出歩かないようにしてね。
(里奈)はい。
警察のほうとしても自宅周辺のパトロールを強化しますがご家族の方も十分警戒なさってください。
ありがとうございました。
里奈…。
(藤村賢作)おい里奈!お父さん!里奈…もうお父さん心配したぞ〜。
大丈夫か?怖かっただろう?もう大丈夫だ。
さ帰ろ。
もう〜ちょっと聞いてくださいよ!延々と2時間もお説教ですよ?といっても警察辞めろ結婚しろ孫の顔見せろの3つを繰り返してるだけだったんですけどね。
そりゃあねミスった私も悪いけどあの男もあの男ですよ。
元デカなら元デカらしくしろっつーの!あんなんだから警察クビになんのよ。
クビになったわけじゃないよ。
えっそうなんですか?人一倍正義感の強い真面目なデカだった。
14年前突然辞めた。
どうしてですか?理由はわかんない。
けど辞める直前やってたヤマがお宮入りになってる。
どんなヤマなんですか?「清安神社撲殺殺害事件」この神社知ってるよね?ええ。
縁結びの神様で有名なところですよね。
あそこのお守りを愛する人からもらうともらった人は必ず幸せになるんですって。
誰かくれないかなー。
この神社の境内で男の撲殺死体が発見された。
ガイシャの名前は三枝寛。
チンピラくずれのワル。
恨みを持つ人間は大勢いて何人かの容疑者があがった。
こんなにたくさんいたんですね…。
けど結局全員シロ。
みんなアリバイがあったし現場にホシのものらしい痕跡が何もなかったから結局お宮入りになっちゃった。
ふーん。
あれ?この人…里奈ちゃんのお母さん?そう。
へぇー彼女もこのヤマに関わってたんだ。
藤村清水人形店の箱入り娘だった彼女は14年前殺害された三枝にしつこく付きまとわれてた。
今で言うストーカーみたいなもんですかね?それもかなり悪質。
当時今のご主人と婚約してた彼女は相当三枝に苦しめられたらしい。
でもシロだったんですよね?完璧なアリバイがあった。
犯行当日の夜彼女は大阪にいた。
あぁー。
大阪にいたんじゃ犯行は不可能ですよね。
そのアリバイの裏を取ってきたのが田野倉刑事。
へえーっ。
その2人がまたこうして別のヤマに関わってるのか…。
不思議な因縁てあるもんですねぇ。
不思議な因縁で済めばいいんだけどね。
(里奈)お母さん。
ん?どうしたの?ううん何でもない。
ねえ里奈。
なに?あなたを付け回していた男の人ってほんとに警察で会ったあの人だったの?うん…。
(電話)はい藤村清水人形店です。
はい私ですが。
(賢作)わかりました。
ちょっと出かけてくる。
どちらへ?知り合いが近くで飲んでるっていうから顔出してくる。
でも昼間あんなことがあったんですから今夜は家に…。
ちゃんと戸締りしておけば平気だよ。
(小池仁美)筍のお刺身ですどうぞ。
(福島重夫)今が旬ですわ。
わあおいしそう!いただきまーす!あれ食べないの?食べないなら全部食べちゃおうっと。
何かあったんですか?うんちょっとね。
もしかしてまだ不思議な因縁が気になってるんですか?不思議な因縁だけで片付けちゃいけないと思うんだよね。
不思議な因縁じゃないってことは2人の間には何かがあったってことですか?2人が会った時のぎこちない態度も気になるし。
じゃあ2人の間の何かって何ですか?それはわかんないよ。
目的は何だ?金か?金が欲しいのか?
(賢作)やめろー!うわあっ!
(悲鳴)
(救急車のサイレン)おはようございます。
おみやさんおはようございます!何があったの?おみやさん大変です!ほら例の藤村瑞希さんのご主人昨夜大ケガして京都東山病院に運び込まれたんですって。
意識不明の重体だそうです。
(高岡)課長!
(村井)おう。
(高岡)藤村氏と一緒にいた男の似顔絵ができました。
ん?
(高岡)見てくださいあの男です。
あーっ!あれ…。
(大滝)田野倉に間違いありません。
身長や体格も目撃証言と一致します。
昨日少女を襲ったのもやはり奴だったんです。
娘に続いて次は父親を狙ったんです。
その理由は?理由?それは…。
なんで資料課がここにいるんだ?また引っかき回すつもりか!あは〜ごめんなさい。
ダメですよおみやさん邪魔しちゃ。
さあいきましょ。
とにかく田野倉を捜し出して事情を訊くんだ。
(一同)はい!どうなってるんですかこれ。
散歩に行こう。
ハイ!田野倉正明っていう男をご存じですか?いいえ誰なんですか?14年前あなたのアリバイを証明した刑事です。
昨日うちの署で顔を合わせてます。
ああ!あの人ですか。
すみません名前まで覚えていなかったので。
彼にあなたのご主人を襲った容疑がかかってます。
清安神社のお守り?はい。
小さい時に母からもらったものです。
どんな大変なことが起きてもこのお守りが必ず守ってくれるって。
だから私いつもこうして持ち歩いてるんです。
そう。
今回も効き目あるよきっと。
奥さん田野倉との間に何があったんです?何もありません。
奥さん。
奥さんの大切な旦那さんと娘さんが襲われてるんです。
どんな些細なことでも結構です。
話していただけませんか?何もありませんから。
こっちこっち。
これこれ!14年前と全然変わってない。
へえ〜。
おみやさん。
あの2人見てみてくださいよ。
交換!ああやって好きな人からもらったお守りを肌身離さず持ってると幸せになれるっていう迷信があるんですよね〜。
持ってたよね。
ん?誰が?田野倉と里奈ちゃん。
2人とも古いお守り持ってた。
ああ〜。
里奈ちゃんは確かに持ってましたよね。
小さい時にお母さんからもらったって言ってましたよ。
そっか…。
どういうことですか?あのお守り昔2人がここで買って交換したんじゃないのかな。
えっ?恋人同士ってこと?でも当時瑞希さんは婚約してたんですよね?親の決めた縁談。
あぁ〜じゃあ別に好きな人ができても不思議じゃないか。
ねえおみやさん。
14年前瑞希さんのアリバイの裏を取ったの田野倉さんだって言いましたよね。
それって…。
(兵藤)田野倉なんですが大阪の自宅マンションにも事務所にも戻ってません。
…そうか。
まだ京都にいるんですかね。
恐らくな。
探偵といっても仕事は浮気調査ばかり。
生活はだいぶ荒んでいたようです。
ねえおみやさん。
2人が昔恋人同士だったとしたらアリバイの証明も嘘だったんですよ。
それで生真面目な田野倉さんは嘘をついたことを苦にしてデカを辞めたんですよきっと。
そう考えると田野倉さん瑞希さんのこと恨んでるのかもしれないなぁ。
14年前田野倉さんは瑞希さんのことをかばって嘘をついて刑事まで辞めたのに結局2人は別れてしまった。
そして瑞希さんは婚約者と結婚して幸せな家庭を築いた。
そんな瑞希さんのことを思い続けながら荒んだ暮らしをしてる田野倉さんが逆恨みしてご主人と娘さんを襲ったんじゃないんですか?あいつはそんな奴じゃない。
でも!あいつはそんなことしない。
(物音)
(ドアを開ける音)どうして…。
どうして今頃になってこんなことするの?私のこと恨んでるの?だったら私をどうにかすればいいじゃない。
娘や主人には手を出さないで!違うそうじゃないよ。
もう二度と会わないって約束したじゃない。
あなただって納得してくれたじゃない。
それなのになぜこんなこと…。
落ち着いてくれ頼む。
誤解だ。
お願い…。
私の家族には手を出さないで。
私はこの14年間一生懸命生きてきたの。
あなたのこと忘れてここまできたの…!この生活を壊さないで!あ…違う。
田野倉?手の傷どうした?刑事課がお前の行方を追ってる。
お前何やった?鳥居さん。
今の警察は一体どうなってるんですか?こんなに簡単に病院に入れていいんですか!もっときちんと警備してください!田野倉!?奥さん。
どうしました?わからない…。
何もかもわからない!
(嗚咽)
(兵藤)そうですか。
じゃあ田野倉はあの家族を守ろうとしてるっていうんですか。
きちんと警備してくれって言ってた。
でも田野倉以外に誰がなぜあの家族を狙うっていうんですか。
娘さんのヤマの時に目撃された2人組どうした?捜してますけどあいまいな目撃情報で。
その後娘さん迎えに来た時の父親覚えてるか?はい覚えてます。
おかしいと思わなかった?里奈!大丈夫か?怖かっただろう?さ帰ろ。
近くにいた大滝に根掘り葉掘り訊くのが普通じゃないかな。
(大滝)そう言われれば確かにおかしかったな…。
自分や娘が襲われる心当たりがあるってことか。
調べてみたほうが良さそうですね。
ああ。
(ため息)ご主人の意識さえ回復すればいろんなことがわかるのになぁ。
おみやさん。
言ったとおりでしたよ。
あの父親店の経営が思うようにいかなくて赤字を埋めるために違法なゲーム賭博に手を出していたんです。
いいカモにされて借金は雪だるま式に増えたようです。
でも不思議なことにその借金が半月前にきれいに返済されてるんです。
(田野倉)お前らの正体はわかってるんだ。
取り引きしようじゃないか。
水路閣に来い。
時間は後で連絡する。
藤村さん!ご主人意識回復なさいましたよ。
(瑞希)ありがとうございます…。
(医師)奥さんもう大丈夫ですよ。
さあ。
ありがとうございました。
…あなた!よかった…。
お父さん!一体何があったのかそろそろ話していただけませんか?話すようなことはない。
襲われたのはあなただけじゃないお嬢さんまで襲われたんです。
それに借金の返済どうやったんです?借金絡みで襲われたのかもしれない。
お嬢さんまた襲われるかもしれないんですよ?金を取り返しただけだ。
イカサマ賭博で巻き上げられた金を取り返したんだ。
その店の従業員2人が協力してくれた。
(賢作)ヤクザ絡みの店で被害届も出せないだろうから金を取り返したんだ。
だが考えが甘かった…。
協力してくれた2人の従業員は私1人に罪をかぶせて私を殺して金を奪おうとしてきた。
私は夢中で逃げた。
借金は返したがあの2人に居所を突き止められてしまった。
いらっしゃいませ。
おっさん立派な店じゃねえか。
早く金よこせ。
金は…もうない。
ふざけんなよ!殺されてえのかてめえ。
離せ…!俺が出るところに出て全部ぶちまけたらお前らだってまずいんじゃないのか?組を裏切ったんだからな。
この野郎ふざけんな!ただいまー!いらっしゃいませ。
(賢作)おかえり。
どうも。
おい金用意しとけ。
言うこと聞かなかったらきれいな奥さんとかわいい娘がどうなっても知らんぞ。
(賢作)里奈を襲ったのはあの2人に間違いない。
私への警告だ。
あなたをケガさせたのもその2人ですか?
(賢作)あの晩私は田野倉という男から呼び出された。
(田野倉)あんたが金盗んだ店の経営者がその男捜せって依頼してきたんだ。
あの経営者がどういう筋の人間かわかってるだろう?どうして…あんなことしたんだ!
(賢作)その男は私に金を返し何もなかったことにしろと言ってきた。
悪いようにはしない。
とにかく金を返すんだ。
依頼主には俺が話をつける。
あんたを脅してる2人組も何とかする。
奥さんや子供のために俺の言うことを聞いてくれ。
ほほんとに…何とかしてくれるのか?また連絡する。
おい。
今の奴何者だ?何をしゃべっとったんじゃ!答えろよ!やめろー!うわあっ!おい…。
私がいけなかった。
ギャンブルなんかに手を出した私が…。
(すすり泣き)
(賢作)里奈ごめんね…。
主人が何か隠し事をしてるのは薄々気づいてました。
でも確かめることができなかった。
家族が本当に壊れてしまうのが怖くて…。
田野倉はそんなあなたとあなたの家族守ろうとしてます。
14年前田野倉との間に何があったんですか?どうして…。
どうして私のためにそんなことまでしてくれるの?私はあの人のこと忘れて生きてきたのに。
忘れてたって…ほんとに?お嬢さんのカバンに付いてるお守りあれ田野倉にもらったものじゃないんですか?田野倉さんは…誰よりも強い人。
私を守ってくれた強い人。
だから娘に持たせたんです。
私にはあのお守りを持つ資格なんてないですから。
おみやさん!大変です!田野倉さんから電話。
電話…。
これです。
もしもし?鳥居さんですか?あなたに頼みがある。
あなたにしか頼めない。
何だ?藤村さんがすべて話してくれたぞ。
そうですか聞きましたか…。
なら話は早い。
ここに2人組がいます。
捕まえてください。
「わかった。
どこにいる?」水路閣です。
水路閣?待ってろすぐ行く。
お願いします。
行こう。
はい!田野倉!?洋子救急車!はい!鳥居さん…。
あなたのことだから何もかもお見通しですよね。
しゃべるな。
大阪で依頼主に似顔絵を見せられた時は驚きました。
すぐに彼女の亭主だとわかりました。
彼は魔が差したんでしょうね。
きっとそいつらにそそのかされたんです。
藤村さんは重い罪にはなりませんよね?わかってる。
みんなわかってる。
しゃべるな!鳥居さん…。
14年前俺あなたに嘘がバレるのだけが心配でした。
でも鳥居さん1つだけ勘違いしてませんか。
三枝寛殺したの俺ですよ。
彼女を守るために俺が殺したんです。
田野倉…。
14年間…俺幸せでした。
これのおかげです。
彼女もお守り大切にしてた。
だから娘に持たせたんだ。
大切な娘をお前に守ってもらいたくて。
そうですか…。
よかった…。
よかった。
田野倉!田野倉。
お前強い男だ。
こんなことで死ぬな!死ぬなよ!田野倉!田野倉!田野倉さん?これのおかげで14年間幸せだったって言ってました。
三枝寛殺したのは自分だって言ってました。
あなたの幸せだけを願って死んでいきました。
彼の願いを叶えることはできますか?嘘ついたままで幸せになれますか?あの日…私これを買って田野倉さんと待ち合わせたんです。
私田野倉さんとは別れるつもりでした。
田野倉さんのことは…好きでした。
でも親には逆らえない。
親の決めた相手と結婚するつもりでした。
あの日…別れ話をしようとして待ち合わせたんです。
(三枝寛)誰と待ち合わせ?もしかしてあの刑事?俺はあんたのことだったら何だって知ってるんだよ。
あんたの親や婚約者にバラしてやろうか?あんたの出方しだいだよ。
俺のもんになれ!いやっ!貴様っ!こっちへ来い!離して!キャーッ!いやあっ!うおっ!?ぐおっ!
(瑞希)田野倉さんは…私のために嘘をついてくれた。
嘘をついたことに責任を感じて刑事を辞めた。
私との関係がバレないようにってこの町からもいなくなった。
何もかも失ってまで私を守ろうとしてくれたんです。
それなのに…。
私は彼のこと忘れようとした。
彼のこと忘れて結婚して自分だけ幸せになろうとした。
私のこと守ってくれてるとも知らずに…。
ひどいことをしてしまった…!あなたは彼にお守りを渡した。
それだけでこいつ幸せだったんじゃないのかな。
それにこうやって14年前の真実を話してくれた。
彼があなたにそうさせた。
…違いますか?
(嗚咽)じゃあ。
(瑞希の泣き声)男ってやっぱりロマンティストなのかな〜。
さあどうでしょう?佐藤一郎さんもおたまさんに思いが届くといいですね。
おたまさんまだどこの誰だか思い出せないらしいよ。
えーっ!?もう!女って薄情なんだからなぁ。
あーもう忙しくてやんなっちゃう!もう見てくださいよこれ!新手の詐欺。
筆跡鑑定こ〜んなしなきゃなんないんですよ。
あれ?これ…。
孤独で寂しいおばあちゃんを狙っては送りつけてるみたい。
ひどいでしょ?あ〜そういうこと。
なるほど…。
おたまさんに教えます?どうするかなぁ。
おたまさんまんざらでもなさそうだし。
困ったなぁ!2015/10/14(水) 16:00〜16:58
ABCテレビ1
おみやさん4[再][字]
京都鴨川東署。資料課の窓際課長・鳥居勘三郎が、部下の七尾(櫻井淳子)と迷宮入りした難解事件を鮮やかに解く、渡瀬恒彦主演の好評シリーズ第4弾。
詳細情報
◇番組内容
出勤の途中、女の悲鳴を聞いておみやさんと洋子が駆けつけたところ、路上に自転車と共に若い娘が倒れていて、そばに男が佇んでいた。娘は藤村里奈という中学生で、そのそばにいた男をおみやさんは知っていた。14年前まで京都府警捜査一課の刑事だった田野倉(宇梶剛士)だ…。
◇出演者
渡瀬恒彦 櫻井淳子 加勢大周 七瀬なつみ 谷啓 菅井きん 他
ゲスト 宇梶剛士、渡辺 梓
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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