ひるブラ「闘牛!1トン級の大激突〜愛媛・宇和島市〜」 2015.10.14


生字幕放送でお伝えします
1トン級の牛が大激突。
愛媛・宇和島、伝統の闘牛だ。
ルールは単純明快。
先に逃げたほうが負け。
強じんな肉体。
そして、精神力。
それらを極限まで研ぎ澄ませた牛が勝利を手にする。
最大スケールの秋場所まであと10日あまり。
猛特訓も、いよいよ大詰めだ!どうですか、この巨体。
そして、このパワー。
きょう、お邪魔しているのは愛媛県宇和島市内の牛舎なんですが見てください。
試合を控えて首の力を鍛えに鍛えてるところなんです。
試合というのが25日闘牛の秋場所が開催されますことしの大会というのは宇和島市内の牛はもちろん鹿児島、沖縄、島根など全国からえりすぐりの牛20頭が集まってきて牛たちも試合が近いというのを気付いているようです。
スタジオの、黒谷さん。
こんにちは。
すごいでしょう、この大きさ。
怖くないんですか?そんなそばにいて。
怖いですよ。
黒谷さんふだん乗馬されてるということですが馬とは違った牛のパワーと魅力を存分にお伝えしたいと思います。
もう伝わってるかな。
楽しみにしてくださいね。
すごいでしょう。
牛、軽々とやってますけどこのタイヤ、重機用のタイヤで僕が185cmなんですけど両手、広げていっぱいぐらいの大きさあるんですよ。
持ち上がってるので…。
持ち上げることが難しいんですけど…。
僕らもチャレンジしようと思うんですけどテンションが上がっちゃって練習をやめないんですよ。
今、軽々と持ち上げている牛の名前を紹介しますと、勢いがありますね。
その名のとおり天龍勢という名前なんですよ。
8歳の牛でこれまでに4勝を飾っていてあぶら、のっている牛ということです。
闘牛の闘う牛なんですけど意外なことに牛の種類は普通の和牛と変わらないんですよ。
ただ、去勢せずに小さいころから鍛え上げていくことでこうして本能のまま闘う牛になるんですよ。
8歳ですからいい牛なんですけれども目が血走ったら、こうなると。
こうやって育て上げてきた方をご紹介しましょう。
牛主の山中均さんです。
山中さん、この勢の調子いかがですか?
今、絶好調ですよ。
いつでも本番に向けてやれますよ。
闘牛は一度、負けてしまうとそのあとの試合場所に出ることが難しくなっちゃうんですよ。
なぜかというと一回負けることで恐怖心が植えついて次の試合に出ても逃げ癖が出てしまうんです。
そうなると、闘牛としての生きていくあれがなくなってしまうので牛主の方も一戦一戦勝つことに必死になってくわけです。
先ほど黒谷さんが勢ちゃんと呼んでからてれているのかおとなしくなりましたね。
結構、顔、かわいいんですよ。
スイッチ入ると全然、違うんだけど。
でも、とにかく勢は勝たなくちゃいけない。
こうやって連戦連勝まさに必勝牛をどうやって育てているのかというと山中さんにふだんは門外不出で誰にも言いたくないということをきょうは特別に教えてもらいますね。
しょうがないですね。
早速、向こうに横綱の闘牛がいるのでそちらを見にいきたいと思います。
勢は横綱じゃないんです。
全然、違いますから。
さっきのあれで横綱じゃないんです。
さっきの1トンで横綱じゃないんです。
手前にいるのは白角。
白い角が特徴なので白角といいます。
これでもまだ1トン級なんですよ。
そして、こちらが宇和島のチャンピオン横綱の若力です。
でかいでしょう。
体重は1200kg。
つまり1トンを超えているんです。
首と肩がつながっててすごいですね。
前川さんの肩ぐらいまでありますね。
この筋肉、見てください。
盛り上がってるの。
全身が筋肉で覆われているんですね。
注目してもらいたいのが角なんですけどこれ、相手の体を突き刺してしまうほどの鋭さなんですが生まれたときからこういう形ではなくて小さいときに矯正して闘いに有利に前向きに鋭くなるように矯正するんだそうです。
小さいときにはゴムでしたっけ?
ゴム引っ掛けて角を寄せるいうんですよ。
そのころから闘うために育ててこられるんですよね。
その戦闘用の体をつくるために不可欠なことがあるんですけども。
まず、1つ目はこの牛、一頭一頭への愛情を込めたボディーケアなんです。
これ、毎日ふけを取るんですよ。
こうして、山中さんは毎日、全身をブラッシングするんですけど山中さん、効果としてはどういったことが?
これ、牛の調子を見るんですよ。
つやで調子がいいとか悪いとか分かるんですよ。
競馬でいうパドックで馬のつやを見ることがありますけどやっぱり肌のつやで調子が分かるということなんです。
ブラッシング、ちなみに僕、やらせてもらってもいいですか?
ここが牛も喜ぶんですよ。
若力、どう?でもね、ちょっとやってくれる?みたいなこの表情、分かりますか?こういうところで牛主の愛情を感じるんでしょうね。
そしてこうしたボディーケアの中でさらに大事なのが足腰のことなんですね。
なんといっても1トンもの体重を支えている脚なのでそこは、かなり慎重に扱っていかないといけないんです。
その足腰を守るためのケアするためのグッズがこれなんですがビニールひも。
これ、わらじなんです。
牛のための。
今、若力、履いてるんですけど。
ひづめっていうのはデリケートでトレーニングで外へ歩いていって細かい石などを踏んで傷つくと大変なので専用のこうした、わらじを履くんだそうです。
これ手作りなんですよ。
これ、ちなみに履かせ方としてはどうなんですか。
ちょっと山中さんに…。
爪に挟んで履かすんですよ。
わらじと一緒で。
本当は、人間が履くわらじと一緒で後ろに通して前で結ぶみたいな。
まず、これがボディーケアの1つ目。
続いて、これ脚をマッサージするためのスプレーなんですけど中身、なんだと思いますか?
透明ですよね。
なんだろうな…。
あのね、こうやってにおい嗅ぐと分かるんですけど正解は焼酎なんです。
脚に?
焼酎。
実際に、どういうふうに使うか山中さんに見せていただきたいと思います。
35度の焼酎なんですよ。
ああやって振りかけてすり込むんですよ。
山中さんどうして焼酎なんですか?
これは、傷とか消毒の一種なんですよ。
トレーニングしたあとに疲れて帰るのでこういうものをやるんですよ。
山中さんはこれだけじゃないんですよ。
焼酎のあとにこちら、湿布薬なんです。
においが、僕たちが普通に貼る湿布と同じにおいがするんですけどこれも使い方をちょっと見せていただきたいと思うんですけど。
こうしてマッサージするんですよ。
よくね、マッサージして一晩、休ませるんですよ。
本当にスポーツ選手と同じなんですよね。
トレーニングして帰ってきて体をちゃんとケアしてあげる。
愛情をかけてあげる。
どうですか、黒谷さん。
こうやって、見ると牛も家族の一員だってことが分かるんじゃないでしょうか。
でもね、そんな愛情だけでは強い牛は育たないんですよ。
そうですよね、中澤さん。
黒谷さん、そうなんですよ。
足腰がどうして疲れちゃうかというとこれがトレーニングなんです。
まさに、むちを与えてるんです。
なぜかというと山道、歩くときに黒谷さん、考えてください。
あつやという牛が880kgの体重。
880kgで歩くというのは?
かなり四足とはいえ負担が脚にかかりますよね。
だから、これがトレーニングになるということです。
どれくらい歩くんですか?
先ほどの牛舎までここまで1kmなんですけど往復1時間ぐらい歩くということです。
なんで、それだけスタミナをつけなくちゃいけないかというのが試合と関係してるんです。
試合って勝つまでやるんですか?
時間無制限なので数秒で決まることもあれば1時間以上かかることもあるんですよ。
なので、スタミナをつけるということなんです。
これを場所前になると2日に1回ここまで歩いてきて必ず…。
走り出しました!
はい!
穴掘りっていう練習なんですよ。
土の塊硬い硬い土の塊にこうやって角を突き上げて粉砕していくと。
勝つためにやっぱり首の筋肉が、とても重要なんです。
首の筋肉をこれで鍛えていると。
これまでに山中さんのところの練習によって2トンの土が削られたと。
足元に落ちている赤い土は、すべてその牛が削ったものです。
かなり山はなだらかな向こうまである山だったんでしょうね。
目が血走って真っ赤になってますもん。
首の筋肉を鍛える以外にも必要なことがありまして角の入り方。
試合のときに、どうやってやると力が一番入るかっていうのもこれで確かめているんです。
勝つために自分がどうすればいいか。
牛として自分の中で相手に入れる角度はどれがいいかというのを確かめているんです。
そうやって、必殺技を磨いていって必ず勝つ。
必勝牛になろうとしてるんですね。
牛たちは生まれながらの得意技を持っていてその数、およそ10種類です。
まずは基本攻撃の突き。
鋭い角で互いに相手の頭を押し合います。
続いてカケ押しというのがこの技。
角を引っ掛けて真っ向から押し込んでいって角が下になった状況の牛は体力を大きく消耗します。
そして、ヒラという決め技ですね。
相手の隙を見て横から一気に攻め込みます。
これでもう勝負あり。
得意技に注目して見るというのも闘牛を見るうえで通の楽しみ方の一つなんです。
まだまだ、やめませんよ。
やめなさいってことは言わないです。
自分自身、あつや自身がやめたくなるまでやらせるというのがこのトレーニングですね。
牛に向かって左にいらっしゃるのが山中さんの息子さんです。
こちらにいる方は試合中も横に立つ牛の横にたつ勢子
(せこ)牛に勢いをつける方。
子ども、牛ですから勢子の役割です。
VTR拝見してすごく勢いのある牛ちゃんなんで怖い目にあうことありませんか?
急に勝負がつくときがあるのでけがをするときがあります。
ここでせっかくあつや、頑張っているのであつやはどんな攻撃が好きかというと受け返しというのが好きなんですよ。
それは、どんな技かといいますと相手の攻撃を受けてそれで角を外して反撃するカウンタータイプですねボクサーでいう。
さらに、人間も利き腕があるじゃないですか。
牛も利き角というのがありましてこの状態です。
あつやは右の角が利き角。
あつやをボクサーとして表現しますよ黒谷さん、あつやはカウンターが好きな右利きのパンチャーということでカウンターを受けて、かわして右パンチをするということです。
前川さん、黒谷さんに強い牛の育て方を教えてあげてください。
黒谷さん!さらに大会直前になると勝利のためにさらなる工夫がありますのでそれをご紹介したいと思います。
それが分かるのが牛舎ですね。
こちらにもまだまだ牛がたくさんいてこの牛君たちも今度の大会に出るんですよね。
今度、25日の大会に出ます。
これが隠岐の島から来てる牛です。
徳之島から仕入れた喜心です。
みんな顔はかわいいんですけどスイッチが入ったとたんに闘う表情になるんですよ。
僕、ずっと気になってるんですけど音楽、聴こえますか?これ、後ろにラジカセが置いてあってきょう、きよしさんです。
どうして、音楽を聴かせているか山中さんにお話を伺ってみたいと…。
本場所、土俵に行ったら雑音が多いもんで、ここでも日頃から音楽で鍛えてるんです。
試合会場に行って急に気持ちが乱れないように、今から慣れさせておくということなんだそうです。
続いての工夫なんですが食事、餌なんです。
まず、これが通常食べてる餌です。
いろんなものがブレンドされて。
これが日頃、食べさせてる餌なんですよ。
10日前から麦、これらが全部少なくなっていって3日前には全然なしなんですよ。
断食しちゃうの?
そうなんです。
僕もあげることできますか?
今は10日前になったけん今、餌をやるわけにはいかんのですよ。
朝7時からと夕方3時半と時間、決めてるんですよ。
食事時間の管理を徹底的にしてるんですよ。
これ、食事のこだわりは時間だけじゃなくて、量もあって大会が近づくにつれてどんどん減らしていくんです。
なぜ、それ減らすかというと牛にストレスを与えるためなんです。
つまり、試合のときにストレスがたまってそれが爆発して闘う力に変わっていくそういうふうに。
試合当日ともなるとこれ、全く食べさせないんだそうです。
お水は飲ませるんですよね?
そうです。
そういう時間量の制限に加えてさらに奥の手なんですがこちら、まず牛の栄養剤なんです。
これは試合、近づいたら飲ませるもの?
日頃からね10日にいっぺん飲ませて4日前からこれを半分ずつ飲ますんです。
そして、奥の手、2つ目。
これ、竹筒にあるものが入ってるんだけどなんだと思いますか?ちょっと、ヒントあげますね。
♪〜
(「ロッキーのテーマ」)
聴こえますか?音楽。
「ロッキー」のテーマなんですが正解は生卵。
映画「ロッキー」の中でスタローンが飲んでた。
これを竹筒を使って口から流し込むんだそうです。
さらに、これが最後。
この精力ドリンク。
ビールなんですが、ビールの中にこの粉末を入れるんですがこの粉末、何かというとこれ、分かるかな?乾燥した蛇。
まむしなんですよ。
まむしを乾燥させて粉末にしてビールに混ぜて牛に飲ませると。
こうした工夫で、戦闘モードに切り替わっていくんですね。
ちょっと飲んでみます?少しだけ。
そういえば中澤さん戻ってこないですね。
2015/10/14(水) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「闘牛!1トン級の大激突〜愛媛・宇和島市〜」[字]

闘牛で知られる愛媛の宇和島市。秋の大一番を控え1トン級の牛たちが猛特訓中!パワーとスタミナ、そして気力を充実させる極意とは?闘牛の訓練の舞台裏を生中継します!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】前川泰之,【コメンテーター】黒谷友香,【司会】中澤輝 〜愛媛県宇和島市から中継〜
出演者
【ゲスト】前川泰之,【コメンテーター】黒谷友香,【司会】中澤輝

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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