ひるブラ「発見!ステキな山里ライフ〜愛媛・内子町〜」 2015.10.13


生字幕放送でお伝えします≫見てください、川の中にお魚がいっぱいおります。
その場所めがけて美しい放物線を描いて網を広げてもらいましょう!出た!狙うのは清流の女王アユでございます。
四方から、こうやって、ほら。
皆さんすかさず潜って魚を追い込んでしとめます。
≫愛媛県内子町のアユ漁はこれが見せ場。
人が潜る網を沈める、アユを閉じ込める。
網を川底へしっかりと沈めるんですよ。
≫どんどん輪が小さくなっていますね。
こうやって追い込んで。
≫5人がかりでやっています。
≫しかも皆さんそれぞれ、ふだん着。
皆さんジーパンとかで潜っていらっしゃいます。
すごいな、本当に。
これが、この山里の素潜り漁なんですね。
スタジオの美保さん。
すごいでしょ。
皆さん、ふだん着です。
≫すごい。
笑っちゃった。
だって、漁じゃなくて遊んでるみたいに見えちゃった。
≫これがありのままのふだんの姿ですから。
本当に素潜り漁ですから。
≫高木さん、ここがどんな場所かご紹介しますね。
愛媛県の内子町の小田地区です。
山、山、山。
晴天に恵まれましたザ・山里。
その間を清流の小田川が流れています。
山の幸、川の幸が1年を通して地域の皆さんの食卓に並びます。
中でも、この川の幸というのが食の宝庫となって大事な食材なんです。
≫今日はそんな山里だからこそ受け継がれるすてきな暮らしをご紹介します。
美保さん、自給自足といえば美保さんですよね。
≫ちょっとかじってるだけですよ。
≫自然がすばらしいでしょ?まだ先ほどのアユの漁続いております。
≫大丈夫ですか、皆さん。
冷たくないの?≫冷たいです。
13度しか水温がありません。
こうやって、どんどん輪を狭めて中のほうに、中のほうに追い込んでいるんですよ。
≫つかまった今、アユ。
手で持っていらっしゃる。
≫分かります?しかも、あれを網の上からつかんでるんです。
グイッと。
そしてあることをして、しとめるんです。
すばらしい。
ちょっと、詳しいことは地元の人に聞いてみましょう。
寺井さん。
生放送ってすごい。
今、おぼれかけてますけど寺井さんは小田川でもう取れない魚がないくらいと言われてるぐらいの漁の名人です。
素潜り漁歴50年の寺井さんです。
寺井さん、お疲れ様です。
≫どうも。
≫寺井さんでもおぼれるんですね。
≫いやいや…。
≫これ今取っていただいたアユ。
なんでわざわざ潜って取られるんですか。
≫隙間ができるんです。
網と網で。
そこから逃げちゃうから下から手を入れる。
上から押さえる。
それで、ここをキュッと絞めるんです。
≫そこを絞めるとどうなるんですか?≫浮き袋があるのでそして、アユが絞まる。
≫美保さん、聞かれました?アユの浮き袋をパチッとするとアユが静かになっちゃうと。
美保さん、地元の知恵ですよね。
僕ら知りませんでしたもんね。
小さいころからやっていらっしゃるんですよね。
≫そうですね。
≫だって50年以上ですもんね。
さらに、美保さん地元の知恵、漁の知恵がどこにアユがいるかが岩の色を見るだけで分かるらしいんですね。
ここでクイズです。
美保さん、その岩の色何色でしょう?ヒントはアユの食べ物はなんでしょう。
≫なんだっけ、草じゃなくて虫?≫虫じゃないです。
アユは何を食べていますか。
≫岩にくっついてるやつ。
≫そうそう、コケです。
ということは、岩の色は何色でしょう?≫コケ色。
≫違う。
実は、答え岩の色は黒なんです。
ここら辺は、こうやって黒い岩が多いんですよ。
だから、この黒い岩にコケがつくのでそのコケをアユが食べにくる。
だから、コケが取れて黒っぽいものが見えたのが…。
アユがこそいじゃうの。
こそいじゃうからだから黒いのが見えているところに柳のような黒い模様が自然につくんです。
≫本当だ、アユの歯形?≫そうそう、歯形なの。
これを見つけるためにも潜らなければならないんですね。
寺井さん、このアユやっぱり、ごちそう?うまいですか?≫うまいね。
≫なんで今の時期おいしいんですか?≫産卵をするんで子を持っているんですよ。
卵をね。
それで、産卵するために栄養をたっぷりとって子孫を残すためにアユも一生懸命栄養をたっぷり取っているから今のアユがおいしい。
≫しかも上るんじゃなくて下っていくんですよね。
≫そうです。
≫そう。
いわゆる落ちアユ。
≫美保さん。
おいしい落ちアユ知ってますよね。
ここで落ちアユが取って食べられるわけですね。
すばらしいじゃありませんか。
≫ここは本当にアユがおいしいんですよ。
美保さん、漁はアユだけじゃございません。
中澤君。
≫そうなんですよ、高木さん。
見えますか?ここ。
アユの素潜り漁から上流に100mほどの場所。
ここでもユニークな伝統漁がもう1つ、すぐ始まります。
そのときに使う道具を見せますね。
シンプルでばっちり取れる漁そのときに使う道具はこれです。
高木さんなら見たら分かりますかね。
≫サザエの貝殻?≫そう、正解。
サザエの貝殻に穴を開けて80個連ねて中をチェーンを通しているんです。
6m。
それを川底に沈めます。
そしたら漁が始まります。
皆さん、いきましょう。
せーの…。
高木さん、水中の音。
≫うわ、すごい響いてます。
ゴリゴリいってる。
≫そうなんです。
ガラガラという音がしているので石の下などに隠れている魚を驚かせて上流へ上流へと追い込んでいくんです。
ガラ引き漁っていうんです、これ。
ガラ引き漁、ガラガラ。
これ、姿勢がずっと中腰で大変なんです。
中に小魚、泳いでいるのが見えますか?≫まだ分からないです。
≫ちょっと待ってくださいね。
あともう少しで籠までいきますから。
私の目の前には、もういます。
≫いた、いた!すごいすごい…。
≫これ地元でカジカと呼ぶ小魚です。
正式名称はヨシノボリというんです。
3cmくらい。
これです、カジカ。
小田川沿いであれば誰でも気軽に取れるので1年を通して大切な食材になっています。
これがカジカ。
ガラ引き漁です。
ちょっと、もう1回やってみますね。
≫もうやめたほうがいいんじゃない?≫いや、取れるだけ取ったほうがいいんです。
地域の皆さんは子どものとき、小学生からやってますから。
慣れたチームワークですよ。
もう1回いきましょう。
今度、聞いてほしいのは皆さんの掛け声です。
≫せーの…。
≫ゴリゴリ!≫さっき高木さんゴリゴリって音にも聞こえるって言っていたじゃないですか。
それ、大事なキーワードでカジカは、ゴリとも呼ばれる魚なんですね。
なので、そこから生まれた私たちがよく知る言葉があります。
高木さん、分かりますか?ここまでヒントを言えば。
≫ゴリ?ゴリラ?違うか…。
≫違うんです、ゴリが逃げるのを押し切ってつかまえてしまう。
≫ゴリ押し!≫正解!高木さん、カジカを知ってゴリのことも確実に理解いただけましたね。
≫分かりました。
ありがとうございます。
≫ゴリ押しの由来こういった漁から生まれたのを忘れないでください。
こんなに息が上がってゴリ押しの由来をゴリ押ししました。
≫ちょっと苦しい…。
≫おーい、ゴリ押しお疲れ!美保さん、自然の恵みは川だけじゃありません。
こちらにもいいものがあります。
普通の人は分かりませんが美保さんが見たら分かりますよね宝の山ということが。
≫食べられる。
≫さすが美保さんですね。
これ、ヨモギです。
再び寺井さんに伺います。
これ、ヨモギですよね。
これはふだん、お餅とかにしたり。
先ほど寺井さん自分のゴーグルの内側もこれで、曇り止めにしてましたね。
こういう野草もちゃんと取れるんですね。
≫そうです。
ふんだんにあります。
≫これ、ヨモギでしたけどほかにもあります?≫これはスイバ。
≫スイバってなんですか?美保さん、スイバって知ってます?≫知ってます。
疲れたときに、ちょっと食べる。
≫疲れたときとか胸焼けしたときにも生で食べる。
≫じゃあ、ちょっといただいてみます。
すっぱい。
なんですか、これ。
≫だからスイバって言ってるじゃない。
≫だからスイバ?だじゃれかよ。
あと、ありますか?≫あとはクズがあります。
あの大きな葉っぱの。
これの根を取ってそれで、くず湯とか、くず餅とかそういうものを作る根っこがあります。
≫うわあ…。
これ、美保さん宝の宝庫でしょ、ここ。
≫本当ですね。
≫どこにも生えてますから。
草餅にこれを入れたりね。
≫寺井さん、川のことにも詳しいですけどなんで山のことにも詳しいんですか。
≫山の子ですから。
≫今日はなんだか寺井さんの番組になりそうで…。
こうやって丘の上にも生きるうえで役立つものがいっぱいございます。
小田川の皆さんは生活の中に、山の恵みを生かしてらっしゃるんですね。
お邪魔したのは元気者として有名なお母さんのお宅です。
庭で摘んでいるのはドクダミ。
この地域では自然に生えている野草なんですね。
このように天気のいい日には軒下で乾燥させて使います。
乾燥して完成したのは特製のドクダミ茶。
親子代々受け継がれている健康法なんですね。
そしてこちらのお宅の冷蔵庫に常備されているものは…。
自分でつかまえてきたというオオスズメバチ。
これをシロップに漬けちゃうんですね。
蜂エキスたっぷりです。
コーヒーに入れて飲めば疲れが吹き飛ぶそうなんですよ。
さあ、次です。
蜂の子の炒め物はみんなの大好物だそうです。
こちらにVTRにも登場していただきました山の幸コレクター徳永進さんです。
徳永さん早速、並べていただきましたが今もチラッと見えたと思います。
美保さん、これなんだと思いますか?マタタビなんですよね。
マタタビを何に漬けてるんですか?≫焼酎漬にしています。
≫マタタビの焼酎漬。
これは飲む?≫そうなんです。
飲みます。
≫もっと気になるのがこっちですね。
これ、なんだと思います?美保さん。
≫根っこに見えるけど…。
≫これは人参です。
これ、徳永さん、何人参?≫竹節人参です。
≫竹の節の人参と申します。
これ、ボコボコしていて節みたいですね。
≫一節が1年かかるんです。
≫ということは、これ…。
10年物。
美保さん、これ漢方の材料にもなるそうです。
10年物だそうです。
それを漬け込んだ…。
≫精力?≫精力はこっちかな。
≫高木さん、高木さんから答えをお願いします。
≫マムシです。
≫これ2年漬けてあります。
なんでこういったマムシを大事にしているかといいますとやはり、お医者さんにかかろうとしてもなかなか、お医者さんに見てもらう環境に山里はないと。
だったら、こういった栄養のあるもので薬代わりにして体を治していこうということです。
予防にもなるんですよね。
体を温めて。
そして、今日徳永さん、おすすめのものを持ってきていただきました。
高木さん、VTRの中にもありましたこちら、オオスズメバチ。
なぜなら、徳永さんは養蜂家でもあり蜂ハンターなんですね。
さらに今日特別にお持ちいただいたのは、こちら。
≫オオスズメバチの幼虫です。
≫西村さん!大人なのになんで…。
もう49私の一回り上ですからね。
逃げないでくださいよ安全ですから。
≫ブーンっていうてるやん!これ、子ども?≫子どもなんです。
栄養がたっぷり入っていますからね。
≫まさに、たんぱく源としてどういった形で?≫幼虫を焼酎割にして飲んだら元気になります。
≫幼虫を焼酎に入れるんですか。
ちょっと発音しにくい…。
≫幼虫を焼酎の中に入れて…。
≫徳永さん、単に焼酎飲みたいだけの人でしょ?≫いや…。
元気になります。
≫ふだんどおりに作っていただいていいですか。
成虫になる前のものをこれぐらい入れるのが普通なんですよね。
≫これを焼酎で割って飲みます。
入れて…。
≫このままよりも、やっぱり?≫混ぜて。
そのほうが栄養がたっぷりまんべんなく行き渡りますから。
≫で、どうするの?≫これをもちろん…。
≫飲むんだって。
おお。
俺、今日ちょっと寝れないかも。
≫よかったです、真昼間で。
≫結構…。
≫どぶろくのような感じもするから皆さん、愛飲されているんです。
≫ちょっと最初からこれ飲んでおけば僕、オープニングから飛ばせたよ。
≫徳永さんありがとうございました。
≫これ、いいじゃん!≫高木さん取れたアユもカジカもどうやって食べるのかというのをこれからご紹介していきますね。
地元の皆さん、素材をそのまま生かした味付けを大事にされております。
定番は、こちらです。
塩焼き。
いい具合に焼けています。
隣にこちらにあるのは分かりますか。
竹筒を開けていただけますか。
アユを1匹、そのまま入れて香りを閉じ込めたアユ飯です。
さらにさらにアユを1年中食べたいそういった保存食になるのが甘露煮になります。
≫私、定番ですけど塩焼き、いただきます。
≫また立派なアユだね。
≫うまい。
≫落ちアユというのがいいですよね、この時期の。
≫せっかくなのではらわたを食べてみます。
≫ぜひ食べてほしいんです。
落ちアユのはらわた。
≫やっぱり、良質なコケを食べているので全然、コケとか臭みは全くないです。
はらわたが逆にうまい。
1匹丸ごと食べられるのがいいですよね。
≫子持ちのアユなのかな?≫これは子持ちじゃなかったですけど身はフワフワでおいしいです。
≫続いてカジカはどういった料理にするのかこちら。
おみそ汁の中に入れているんです。
カジカ汁といって地元では欠かせない料理の1つです。
≫いただきます。
何この濃厚なだし。
これ、カジカだけ?≫そうです。
カジカだけ。
あと、みそと。
≫美保さん、彼、やりますよ。
≫小さい中にも頑張りが詰まっていますから。
≫彼、ぴりりと辛いですよ。
小粒ですけど。
これ、すごい味持ってる!≫ほかにもいろいろご紹介したいんですが最後に、皆さんが集まったときに食べるものの締めがこちらです。
≫これ、たらいうどんと呼ばれています。
地のうどんです。
これ、うどんなんですけど白い器に入れるとよく分かると思うんですがちょっと黒っぽいんです。
なぜかというと、小麦の麦をそのままひいてるからなんですね。
≫のど越しは?≫すごい。
ツルッと、最高ののど越しです。
ただ、コシはそんなに強くないですね。
優しいコシです。
≫ふだん、高木さんうどんといいますと小麦と水と食塩がコシを生み出す重要な役割を果たすんですが、山里ですから海が遠い。
塩は貴重。
なかなか入れられない。
だから入れていないんです。
その分、小麦と水だけで作ったこの優しいコシができる。
≫寺井さん、なんでいつの間にか横に来るんですか。
≫おいしいものを食べるために近くに来ます。
美保さん僕、今日最高です。
(菊)開けてみなはれ。
(はつ)へぇ。
2015/10/13(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「発見!ステキな山里ライフ〜愛媛・内子町〜」[字]

愛媛県の小さな山里で知恵と工夫あふれる暮らしをご紹介!アユを素手で捕えるユニークな漁や、サザエの殻を使ったカジカ漁など、ちょっとステキな山里ライフを紹介します!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】西村和彦,【コメンテーター】高木美保,【司会】中澤輝 〜愛媛県内子町から中継〜
出演者
【ゲスト】西村和彦,【コメンテーター】高木美保,【司会】中澤輝

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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