生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは10時5分になりました。
「くらしきらり解説」。
きょうは、こちらです。
担当は今井純子解説委員です。
今井⇒よろしくお願いします。
今井さん、屋内遊具施設というのは最近ショッピングセンターなどでよく見かける施設のことですか。
そうですね、どういう遊具があるかといいますと、例えばジャンプをして遊ぶトランポリンのような、遊具やわらかいボールがたくさん置いてあってその中で遊んだりあるいは滑り台から飛び込んで遊んだりするボールプール空気が中に入った大型のエア滑り台こういった遊具があるんです。
有料でちょっとした遊園地のような施設が増えています。
私もよく子どもを連れて遊びに行きます。
そうですね。
これから冬になって少し寒くて外で遊ばせるにはどうかなというような時期ですとか、あるいは、雨や雪天候に関係なく子どもたちが思い切り体を動かすことができますよね。
真夏も助かりました。
ふわふわで角がない遊具が多く外の公園より安心できるという声もありました。
またお父さんですとかおばあちゃまに見守りをしてもらいその間にお母さんがゆっくり買い物ができる。
こういった理由から今人気が高まっていまして年間1400万人が利用している推計もあるんです。
私もこういうところは安全と思って子どもを自由に遊ばせているんですが、きょうのテーマで事故に気をつけてとありましたが危ないんですか。
意外と危ないということが分かったんです。
国の消費者委員会が528の屋内施設を対象に独自に調査をしたところ昨年度1年間で骨折などの大きなけがをする事故が少なくとも88件起きているということが分かったんです。
外の公園の遊具については国が事故情報を集める仕組みがあるんですがそれと比べてもはるかに多い件数だったんです。
死亡事故は幸い、起きていないんですが安全と思われていた施設で結構な事故が起きていたことそしてそれを誰も実態を把握していなかったことが今回、分かったということです。
驚きますが、どういう事故が起きているんですか?これまでの報告事故の例です。
こうして骨折をしたというケースが多いんですね。
やわらかい素材が多いから安心していましたけれども子どもは跳びはねたりしますから何かあるとけがにつながるわけですね。
もともと、飛んだり跳ねたり想定されている遊具なんですね。
それなのになぜこれだけけがが起きているのか。
今回、国の消費者委員会の調査から遊具の構造ですとか、置き方の問題、ハードの問題それと遊ばせ方、ソフトの問題この2つの問題が大きく見えてきたと指摘しています。
遊具の構造と置き方の問題どういうものですか。
例えば、階段が滑りやすいですからバランスを崩して落ちてしまう。
ボールプールの中に階段があって飛び込んだらぶつかってしまう。
狭い室内にたくさんの遊具が置いてある。
ソファーや壁にぶつかったり子どもどうしもぶつかったりしやすい、こういった点です。
どう対応したらいいんですか?例えば、階段には適切な滑り止めですとか、手すりをつけたり危ないものはなくしてしまう。
遊具と遊具の間遊具とソファー、あるいは壁の間に、一定の距離をあけるこうした対策を取ればかなりの事故が防げるはずだと消費者委員会では指摘しています。
こうした場所では安全に対する基準はないんですか。
外の公園の遊具についてはこれまで死亡事故なども起きているので公園を管轄している国土交通省が遊具と遊具の間に一定の距離をあけるといった安全に関する指針を出しています。
また、屋外のイベントなどで大型のエア遊具を使うケースでは遊具1つにつきスタッフを最低1人つけるですとか風の強さによって運営を中止するといった業界の自主基準があるんです。
屋内の遊具施設はどうでしょうか。
こちらは、これまで安全と思われていたこと、それからショッピングセンターだけでなくさまざまな施設にこういったものがありますので所管官庁もはっきりしていなかったこと。
こういったことから安全に関する指針のようなものは今、ない状態です。
何らかの対策は必要ですよね。
2つ目の大きな問題点、遊ばせ方についても同じだと思います。
というのも、遊具の構造ですとか置き方を安全にしても例えば1人用の遊具で何人ものお子さんが同時に遊んでいたりほかのお子さんが遊んでいるところに次々滑り降りたりすると危険だからです。
遊ばせ方をめぐっては外の公園ですと危ないという感覚があるので特に小さいお子さんですと親が近くに必ずいますよね。
ですけれども、エア遊具を中心とする屋内施設ですと施設側と親との間で安全に関する認識のすれ違いがあると消費者委員会では指摘しています。
例えば施設側はお子さんから目を離さないでくださいですとか遊具によって対象年齢1人用の遊具ですよと注意書きを置いてあります。
けがをしても親の責任だと思っています。
中にはスタッフがほとんどフロアにいない施設もあります。
一方、親のほうはエア遊具だから安全だし有料の施設だからスタッフの人が見守りをしてくれているはず。
こういう思い込みがあるわけです。
ですから注意書きもあまりきちんと読まずに子どもから離れて自由に遊ばせているケースもあるわけです。
認識の違いで、遊び方、遊ばせ方による事故が起きてけがにつながっているケースも多くあるということです。
どういう対策を取ればいいんでしょうか?施設側としては特に事故の多い遊具についてはきちんとスタッフを置いて遊具の横で、例えば滑り台は走って降りるのではなく座って滑るように注意をしたり1人用の遊具については大勢のお子さんが乗らないよう声かけをするということです。
こうしたことを徹底している施設もあるんですがばらつきがあるんです。
すべての施設で、こうしたスタッフの配置ですとか先ほど説明をした遊具の構造置き方の問題、ハード面ソフト面、あわせてきちんと対策を取ればかなりの事故は防げるのではないかと消費者委員会はまずショッピングセンターを所管する経済産業省に対し安全に関する何らかの指針あるいは業界団体の自主基準を作るといった対策を取って来年2月までに報告するよう求めました。
親のほうも安全と思い込まないほうがいいですね。
基本的には安全な遊具が多いんですが安全と思いすぎないことが大事です。
具体的には、対象年齢や遊び方についての表示をきちんと確認してそれを守る。
それから、子どもから目を離さないようにするほかのお子さんですとか周囲のものにぶつからないよう注意を払うことも大事です。
こうしたことに少し注意をしていけば基本的には安全ですし楽しい施設ですからお子さんがけがをすることなく楽しんで遊べるよう施設側も、利用する側ももう一段、安全に対する意識を高めることが大事ではないかなと思います。
保護者も気をつけないといけませんね、今井純子解説委員でした。
次回は、島田敏男解説委員です。
ぜひ、ご覧ください。
2015/10/13(火) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「気をつけて!屋内遊具施設の事故」[字]
NHK解説委員…今井純子,【司会】岩渕梢
詳細情報
出演者
【出演】NHK解説委員…今井純子,【司会】岩渕梢
ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
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