サキどり↑「あれっ輸入じゃない!広がる農作物の“国産化”」 2015.10.13


実りの秋。
岡山県でちょっと気になる風景を見つけました。
田んぼの横の畑に青々と葉を茂らせた植物。
すいませ〜ん。
一体何を作っているんですか?更にパパイア畑の横にはこれはひょっとしてそんなバナナ!?実は岡山のパパイアは今が旬。
バナナも今月から東京の市場に出荷されるそうです。
実は今輸入に頼ってきた食材を日本で作ろうという動きが盛んになっています。
ブラジルなどで作っているコーヒー豆も!タイで作っているパクチーも!ぜ〜んぶ国産!更にみかんの産地松山ではある果物の日本一を目指しています。
私はねだから…進む野菜や果物の国産化。
その最前線をサキどります!
(2人)おはようございます。
いや〜元沖縄県民としてびっくりですよ。
パパイアバナナ当たり前ですけれども岡山で!?今日のテーマは次々と国産化される輸入食材なんですね。
まあ食材ね。
買い物の現場で産地皆さん気にしてらっしゃいますよね。
外食の現場でも国産品しか使ってませんというPRアピール最近目にします。
そうですよね。
実際こんな調査があるんです。
買い物をする時国産かどうかを気にする人は全体の8割。
そして実際に割高でも国産を買うという方6割いらっしゃるんです。
消費する皆さんは頑張って下さってる生産者の皆さん応援したい。
そして信頼してる。
更に期待してる。
こういう事ですよね。
そこでこれまで輸入に頼ってきた食材を国内で生産していこうという動きが活発になっているんです。
「サキどり」が向かったのは大阪・心斎橋。
こちらのお店では国産化の進むある食材が大活躍しているそうなんです。
皆さんのお目当ては?麻婆豆腐…の上にトッピングされている野菜。
こちらはレタスの上に山盛り!この野菜ご存じですか?食べた事あるけど苦手だって?正体はパクチー。
タイ料理やベトナム料理でよく使われている独特の癖のある香草です。
かつては輸入に頼っていたパクチーですが10年ほど前からは国内でも栽培を始める農家が出てきています。
この店も契約農家から無農薬で育てたパクチーを仕入れています。
国産の魅力は何と言っても新鮮さと生産者の顔が見える安心感。
更にこの店の場合値段も国産品を使う理由の一つ。
意外なようですが輸送費も含めると国産の方が安くつくそうなんです。
店自慢のメニューはチャーハン。
もちろんパクチーペーストをたっぷり使って色は鮮やかな緑色に!生パクチーをこれでもかというほどかけて出来上がり!新鮮なパクチーの香りを楽しめるカクテルも定番メニュー。
国産パクチー様々です!パクチー人気の高まりは国内での栽培の拡大を後押ししています。
あのパクチー専門店店長の田淵さんが訪ねたのは契約している岡山の農家。
この農家ではパクチーが大きくなってえぐみが出る前に収穫。
品種もパクチーが苦手な人でも食べやすい香りが優しく甘いものを選んでいます。
こうした努力が実を結び年におよそ2トンのパクチーを出荷するまでになりました。
一方鹿児島でも意外な国産品が人気を呼んでいます。
大変珍しいというその国産品を味わうイベントが先月開かれました。
年に数回限り。
参加できるのは50人のみという貴重な機会とあって遠く京都からお客さんが駆けつけた事もあるんだとか。
飲みたくて1年も待ち焦がれたという飲み物とは何か?そう。
コーヒー!さすが縦に長い日本。
亜熱帯が原産のコーヒーも作れちゃうんですね。
沖永良部島で作られたコーヒー。
お値段は1杯800円という高級品だけに皆さんその味わいをじっくり堪能しているようです。
このお店で4年前に国産コーヒーの提供を始めた東さん。
その反響の大きさに驚いています。
コーヒーが作られている沖永良部島は人口およそ1万3,000の島です。
島に着いた「サキどり」スタッフ。
早速コーヒー園を案内してもらいました。
ムムッあの喫茶店ご主人の東さん!実は東さんが自らコーヒーの栽培を手がけているんです。
8年前喫茶店を開く時地産地消にこだわりたいと思っていた東さん。
しかし肝心のコーヒー豆が輸入物しかありませんでした。
それなら自分が作ろう!ふるさと沖永良部島にコーヒー園を開いたのです。
植えた苗木は100本。
台風や夏の日ざしなど島ならではの条件を克服するため防風ネットの設置など工夫を凝らしています。
そして4年。
木がコーヒーの実をつけ始めるとこれが大評判に。
100グラム1万円という高値をつけるバイヤーまで現れました。
目標は現在の100倍!1万本のコーヒーの木をこの沖永良部の地に育てる事です。
いや皆さん頑張ってらっしゃいますね。
国産化進んでますね。
はい。
国産品のプライドを感じますよね。
さあ野菜ソムリエでもあられます山口もえさん。
どうぞよろしくお願いします。
どうご覧になりますか。
輸入品にしか頼る事ができないと思っていたものが今見たら実は国産でも頑張って作っているんだっていう事に驚きました。
さっきのコーヒーもそうですしあとパクチーも海外から輸入するしか買えないと思っていたので。
あの国産コーヒーご用意致しました。
わ〜ありがとうございます。
頂きま〜す。
香りが優しいです。
頂きます。
どうですか?すごくおいしい。
まろやかででもちょっとコーヒーのパンチもあってこれはおいしいコーヒーだと思います。
コクがすごいですね。
酸味はほとんど感じない。
本当に優しいまろやかな。
実はまだまだ意外な国産品あるんです。
ご紹介します。
どうぞ〜。
はい。
いろいろありますね。
そうなんです。
VTRでも登場しました岡山のバナナパパイア。
それから九州で取れたオリーブ。
そして下の段に行くと千葉のパッションフルーツに…。
千葉!?はい。
同じく千葉のドラゴンフルーツ。
そして沖縄産ココナツ。
いろいろありますよね。
お子さんがすごくフルーツがお好きだと。
そうですね。
いつもは…。
輸入もののパッションフルーツを購入していたのでまさか国産でしかも近い千葉で作られてるというのは衝撃でした。
まだあるんです。
こちら…ラズベリー。
これ2種類あるんですけどもさあどちらが国産のものでしょうか?見た目はそんなに違いはないですけどね。
あっでも私分かりました。
おっ自信たっぷり。
早いですね。
新鮮な感じがするのがこっちなんですよ。
形もしっかりしてますしこっちが国産。
こちらが輸入品だと思います。
どうですか?正解!わ〜!イエイ!無農薬で栽培された山形のラズベリーなんですね。
さくらんぼだけじゃないと。
そうなんですよ。
輸入に比べてちょっとこうプリッとして艶もあって。
やっぱりその食感新鮮さ見た目などから洋菓子店から注文が入るそうなんです。
ちなみに気になるのがお値段。
輸入物に比べておよそ1.5倍。
ちょっとお高いんですね。
でもやっぱり希少性があるしショーケースで国産のラズベリー使ってますよという打ち出しもできますものねケーキ屋さんは。
もうお一方です。
食糧問題や農作物の国産化の動きにお詳しい柴田明夫さんです。
(柴田)よろしくお願いします。
この国産化の動きどうご覧になってるんですか?やっぱり輸入品に対して…よく買い物をしてる方見ますと原産地表示がどうなってるのかって大体確認してるっていいますよね。
健康志向とか安全志向とかこう考えてみると国産品にねこだわるような動きになってる。
と言いつつ柴田さん。
安い輸入品もやっぱり魅力はありますよね。
安いんですから。
安いし大量に使う場合はねどうしても海外の輸入品に依存せざるをえない。
ただ食料品の国際価格というのはやっぱり需要が拡大してますからここ2年ぐらいで見てもですね2倍ぐらいに上がってるんですね水準がですね。
例えばどういう食材…。
例えばコーヒーもそうですしそれからフルーツもそうですよね。
そういう事を考えると輸入ものに頼っているよりは国内で作れるのであればそれが何よりいい事につながりますもんね。
逆にそれがチャンスという事になる訳ですよね日本の農業の。
さあ皆さん。
今度はこちらをご覧下さい。
これある果物の輸入量を示したものなんですが20年でググググッと輸入量増えています。
10倍以上になっているんですね。
すごいですね。
さあこの果物何だと思いますか?どうですか?3つぐらい挙げてもいいですか?いいですよ。
ほう〜なるほど。
正解はあるのか。
実はこれだけ需要が高まっていれば売れるはずとこのある果物の産地化を進める動きが広がっています。
作ってる。
やって来たのはみかんの産地として知られる…みかん農家を訪ねました。
(取材者)こんにちは〜!はい。
あっこんにちは。
「サキどり」です。
よろしくどうぞお願いします。
そうアボカドなんです。
ちょっと変わった細長い形。
実は日本では珍しいピンカートンという品種です。
市場に出回っているハスという品種に比べ大きく育ち食べる部分が多いのが特徴です。
更に脂肪分が多くクリーミーで濃厚な味なんだとか。
森さん味には自信あり。
森さんは松山市の支援を受け100軒の農家と共にアボカド作りに挑戦しています。
目指すは…きっかけは森さんが24年前に植えたこのアボカドの木。
手入れもせず放っておいたところたくさんの実をつけました。
今から8年前試しに販売したところ飛ぶように売れました。
「手間がかからず楽に金になる。
これはおいしい作物だ」と森さんも周囲もびっくり。
そのころみかんの価格は低迷し農家の収入は減少。
高齢化も進み作り手のいなくなったみかん畑は荒れていきました。
そんな中で森さんのアボカドの評判に松山市も注目しました。
(取材者)そりゃそうですよね。
そこで多くの農家がアボカド栽培に挑戦できるようにと松山市が苗木を用意。
当時1万円ほどしていたアボカドの苗木を50円で農家に販売。
2年後には170人が挑戦を始めました。
多くのみかん農家がアボカドに期待を寄せていました。
50本の苗木を植えた宮内治人さんもその一人です。
ところが植えてから1年たった冬大変な事が起こりました。
なんと50本のうち半分以上が枯れてしまったのです。
原因は寒波でした。
温暖な松山市にも寒波がやって来たのです。
寒波さえ乗り越えれば成長するはず。
市と農家が協力して苗木の防寒対策に乗り出しました。
苗木の周りに風よけとなる植物を植えてみたり…稲わらで覆うようにしてみたりと試行錯誤を重ねたのです。
この日森さんは宮内さんの果樹園を訪ねました。
生き残った苗木の成長を確かめたかったからです。
苗を植えてから5年。
アボカドは寒さを乗り越え今年初めて実をつけました。
この冬多くの農家が初出荷を迎えるのを前に販売方法の会議が行われました。
報告されたのは森さんのアボカドを使って去年行われた試験販売の様子です。
出荷の予定は来年の1月ごろ。
農家の期待は高まっています。
気候の変化も追い風になりそうだという方も。
手探りで始まったアボカド産地日本一への取り組み。
農家の皆さんは確かな手応えを感じています。
う〜ん。
アボカドだったんですね。
でしたね。
今回見てみて農家さんと市との協力があってできている事なんですね。
農家の方と行政の方とが協力し合ってそして初めて実を結んで出荷。
まさに実を結んで。
まさにそういう事ですよね。
うまい。
ありがとうございます。
しかし温暖化…困った事にはなるんですけれども天候の異常とかを引き起こすとかいろいろいわれてますけれどもピンチの中に温暖化でチャンスがあるって事もこれありえるって事なんですね。
大いにありえるんですね。
その温暖化という言葉ありましたけれどもちょっとこちらご覧下さい。
いろいろありません?まさにこうした温暖化によって農業をしていく新たな適地適作の動きが広がっているんですよ。
本当にこう暖かいものが北上してるんだなって…思いますね。
だから南国のフルーツもライチも作れちゃうし。
あと熊本県のオリーブ。
どうですか?オリーブオイル今上がってるじゃないですか値段が。
だから国産で作れたらうれしいですよね。
こういう作物食材の国産化。
これ成功の鍵は。
(柴田)やっぱり生産者もね…それをまた行政が支援してくと。
1本50円の株をね皆農家に配って。
最初は先端的な農家が取り組むとしてもですねそれを面的に広げていくような行政のサポートってのは必要だと思いますよね。
本当にアボカドの例は本当に先見の明があると。
ただ日本全体で見るとやはり食の市場ってのはこれから高齢化し人口が減少していく中でねアジア全体で見るとね3倍ぐらいのスピードで食の市場ってのは拡大してるんですね。
そちらに打って出るっていう事も必要ですよね。
だから今まで輸入していたものが逆に輸出するようになるかもしれないって事ですよね。
パッションフルーツをジャパンから東南アジアへって事もありえる?じゃあちょっとこれは意識を持って買い物する際に国産なのか輸入なのかを見極めつつちょっと珍しいものがあったら取りあえずトライしてみて掘り起こしてみると。
あっそうか収穫だけに掘り起こしてみるといいかもしれませんね。
頂きました。
失いました。
片山さん。
いろんな課題温暖化含め人口減含め農業を取り巻く環境厳しい。
でもいろんな試みで国産化これまで輸入に頼っていたものがところがどっこいうちにもあるよ。
そう。
広がってるじゃないですか。
驚きますよね。
今まで輸入品しか選ぶ事ができなかったのがこれからは輸入だけじゃなくて国産も選ぶ事ができる。
消費者にとってもこれかなり変わってきますよね。
楽しみですね。
まさに応援消費って事になりますよね。
やればできる。
思いを込めてエンディングナンバーはMariahCarey「MakeItHappen」。
2015/10/13(火) 01:30〜02:00
NHK総合1・神戸
サキどり↑「あれっ輸入じゃない!広がる農作物の“国産化”」[字][再]

パパイア、ライチなど輸入品のイメージが強い農作物の国内での栽培が拡大中。新鮮さや品質を武器に食卓にも産地にも「新たなおいしさ」をもたらすこの動きをサキどる。

詳細情報
番組内容
パパイア、ライチ、パクチー…輸入品のイメージが強い農作物の中で、最近、国産ものが登場し人気を博す例が増えている。新鮮な上に運送費も含めると国産のほうが安いケースも。また、日本の農家の安全・安心への意識の高さも人気の理由だ。一方産地の側もこの“あらたな適地適作”に「もうかる農業」への希望を見いだしている。食卓にとっても産地にとっても「新たなおいしさ」をもたらす農作物の「国産化」の動きをサキどる。
出演者
【ゲスト】山口もえ,(株)資源・食糧問題研究所代表…柴田明夫,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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