二階堂勇
2015年10月14日11時56分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる同県名護市辺野古の埋め立て承認について、県が取り消したことに対抗し、防衛省は14日午前、石井啓一国土交通相に対し、行政不服審査法に基づく不服審査請求を行った。裁決が出るまでには通常数カ月かかるため、取り消しの効力をいったん止める執行停止も同時に申し立てた。
国交省は同日、同県の翁長雄志(おながたけし)知事に対し、執行停止申し立てに対する意見書を22日までに、審査請求への弁明書を11月16日までに提出するよう求める文書を送付した。
移設計画をめぐっては、翁長知事が13日に沖縄防衛局に対し埋め立て承認を取り消す通知書を伝達した。これに対し中谷元・防衛相は同日、「承認取り消しは違法で取り消されるべきであるとの審査請求を速やかに行う」と表明していた。
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