窓から注ぐ朝の日差しと、テーブルに置いた花の影のコントラストが、くっきり美しい朝でした。
そう言えば、人様へ何かお願いをしたい時などの物の頼み方は、これまでたくさん教わってきましたが、頼まれ方って教わったことが無いような気がします。
親になると、頼まれることが多くなる。
子供が生まれ、園や学校へ行くようになると、子供から「明日〇〇が必要なんだけど」「プリントにサイン書いて」と頼まれることが多くなります。
子供達には常日頃から「サインの必要なものが机に置いてあっても、頼まれるまではサインを書きません。」「集金袋が置いてあっても、頼まれるまでお金を入れません。」と私は言っています。
「このプリントにサインを下さい。」「集金袋をもらってきました、お願いします。」と親子であろうときちんと目を見て頼むよう徹底しています。
気持ちのいい頼まれ方とは
子供達には上記のように徹底させていますが、ふと自分はお互いに気持ちのいい頼まれ方をしているだろうか…と疑問に思いました。
子供達がきちんと頼んでくるのならば、大人もきちんと頼まれないといけませんよね。今まで教わったことのない「頼まれ方」について、少し考えてみました。
1:きちんと返事をする
頼まれたことに対して、(面と向かって頼まれたならきちんと目を見て)誠意を持って返事をすることが、第一だと思います。
忙しい時はつい片手間にいい加減な返事をしてしまいますが、それでは相手には「ちゃんとやってもらえるだろうか?」と不信感を抱かせてしまうこともあります。「一瞬でも手を止めてOKならば「わかりました」、時には「〇日までにしておきます」とか「今は手が離せないけれど、今日中にします」と誠意を持って返事をすることで、相手には「きちんと聞いてもらえた」と感じてもらえるのではないでしょうか。
2:期日を守る
これも当たり前のことですが、頼まれたことを了承した以上、期日を守ることが最低限のルールです。信用に関わるとても大切なこと。
3:きちんと渡す
頼まれた物を仕上げて、きちんとそれを渡すまでが、頼まれる側の責任ですよね。私自身、サインを頼まれたプリントやお金を入れた集金袋を、子供達の机にポンと置いて終わることが多かったからです。恥ずかしいことに、夫から「大人がきちんと手渡して、見本を見せるべきでは?」と指摘を受け、ハッとなった次第です。
それからは、必ず「プリントにサインしましたよ」「集金袋にお金を入れましたよ」と言って、直接手渡すようにしています。そこで子供達に、不備はないか確認をしてもらうこともあります。
大人を見て子は育つ
子供は大人が思っている以上に、大人のことを見ています。子供達が大人になって「頼まれる側」になった時に、きっと過去に見た大人達の頼まれ方を無意識のうちに行うでしょう。そこで、相手をぞんざいに扱うのか、丁寧に扱えるのか、そして気持ちのいい頼まれ方ができるかは、身近にいる大人達次第かもれしれませんね。
お互いがごきげんになれる、頼み方・頼まれ方を大人子供関係なく実践したいですね。
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