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【サッカー】

ノリさん今度こそ五輪で金 契約更新で意気込み新た

2015年10月15日 紙面から

なでしこジャパン監督の続投が決まった佐々木則夫監督=東京都文京区で(五十嵐文人撮影)

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 日本サッカー協会は14日、9月末で契約が満了していた女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(57)との契約更新を発表した。2011年ドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪準優勝、15年カナダW杯準優勝の実績を評価。来年2月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(大阪)で2枠の出場権獲得を目指す。関係者によると、契約期間は同五輪まで。来年で9年目の長期政権となる名将は、ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)も取り入れた「なでしこ流」で、いまだ手にしていない五輪金メダル獲得を目標に掲げた。

 佐々木監督がリオ五輪での頂点を目標にタクトを握る。会見ではジョークを交えず、真剣な表情で口を開いた。「2大会連続でシルバーチャンピオンで終わっているので、なんとしてもゴールドチャンピオンにしたいという目標に対して高ぶった」。直近の12年ロンドン五輪と15年カナダW杯は準優勝。初の五輪金メダル獲得に燃えた。

 11年W杯ドイツ大会で優勝し、世界を驚かせた。小柄ながら高い技術や緻密な連係プレーで強国を倒した。ラグビーのジョーンズHCも注目し、13年2月には練習見学した。名将同士の対談も実現。佐々木監督は「エディーさんには『なでしこの試合を見たときに日本らしいジャパン・ウェイを見ました』と言われた。(ラグビーW杯で)ジャパン・ウェイらしく戦った姿を見せてもらって、身が引き締まった」と語った。

 また、「『佐々木はよく長くやれるな』と言われた。プレッシャーはないのかって。『ぼく(ジョーンズHC)は4年で終わる』と言ってましたけど、本当に終わるとは」と苦笑い。対照的に自身は08年に就任して以来、来年で9年目の長期政権となった。希代の名将はなでしこ流をバージョンアップさせ、リオで念願の金メダルを手に入れる。 (占部哲也)

 

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