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【サッカー】本田をACミランが事情聴取へ 4日ナポリ戦後の大放言巡り2015年10月15日 紙面から
【ミラノ酒巻陽子】イタリア・セリエAのACミランが、クラブ批判とも取れる発言をした本田圭佑(29)から事情を聞く場を設けることになった。クラブ顧問弁護士によると、発言のすべてを入手したうえで、本田と話し合うという。 本田は4日、ホームでのナポリ戦に完敗した後、報道陣に対して、現状への怒りを爆発させた。2試合続けて出場機会がなかったことに「何で出られなくなかったか分からない」と話したほか、クラブ、ファン、メディアの問題を鋭く指摘した。 イタリア国内でも話題となるなか、ACミランが、本田から直接、事情を聞くことになった。ACミランのカンタメッサ顧問弁護士は「ミランが本田と話し合うことは聞いている。発言の一部がイタリアで報道されているのは知っているが、全容は知らない。本田の談話のすべてを入手することが先決」と説明した。 本田の発言は日本語で、イタリア語での報道が正確に翻訳されたかどうかも分からないため、本田から直接、発言の内容を確認したうえで、本意を聞くことになりそうだ。 イタリアでは、罰金などの処分の可能性もあると報じられている。カンタメッサ弁護士は「現状では処置より、選手の発言の意図を分析する必要がある。話し合いが済んでから(処置について)検討する」と話した。 ◆本田の批判発言▼ナポリに0−4 この試合でファンや経営陣、選手たちは大きく傷ついた。敗戦から何かを学ばないと、いつまでもチームの再建とはほど遠い。 ▼2試合出番なし 何で試合に出られなくなったかも分からないし、こういう戦い方をして出られないほうがおかしい。イタリアのメディアも大問題だと思う。誰がいい、悪いと、この試合後に話すこともナンセンス。 ▼成績不振について 選手に責任があると話している時点でナンセンス。チームは3年間いろいろな選手、100億円くらい出費した選手も試している。なぜ試合に出ている選手が生き生きとプレーできないのか。全員が評価基準を変えることが再建につながる。選手たちが気づいても変わらない。経営者が気付き、ファンも気づかないといけない。ファンの拍手のタイミングを見ても、勝つことだけに左右されていると感じる。 PR情報
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