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【大リーグ】

カブス12年ぶりV決定シリーズへ 100勝カージナルスを撃破

2015年10月15日 紙面から

◇NLDS第4戦 カブス6−4カージナルス

 大リーグは13日、各地でポストシーズン(PS)のナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)2試合が行われ、ワイルドカード(WC)のカブスがレギュラーシーズン100勝のカージナルスに6−4で勝って3勝1敗とし、2003年以来12年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。ドジャースはメッツを3−1で下し、2勝2敗に持ち込んだ。

 築101年の本拠地リグリーフィールドが文字通り、何度も揺れた。9回2死一塁、守護神ロンドンが最後の打者ピスコティを空振り三振に切って取ると、満面の笑みを浮かべたカブスナインがグラウンドへと飛び出した。

 第3戦の1試合6発に続き、この日も効果的な3本塁打が飛び出して6得点。1点ビハインドの2回にバエスの3ランで逆転すると、同点に追いつかれた直後の6回には主砲リゾが右翼席へ決勝のソロ弾。7回にもシュワバーのスコアボードを直撃するダメ押し弾が飛び出し試合を決めた。

 2012年にシーズン100敗を経験するなどカブスの暗黒時代を知る26歳のリゾは「この数年間は難しい時間もあったけど、才能のある選手がそろったし、若い才能も育ってきた。今はこの瞬間をシカゴのファンと楽しみたい」と感慨深げだった。

 昨季までは若手の覇気のないプレーなども目立ち5年連続負け越しを喫したが、今季からは人心掌握術にたけるマドン監督が就任。若手とベテランの力を融合させた指揮官はこの日、8投手をつぎ込んで勝負へのこだわりをみせ、「人間として素晴らしい選手ばかりがそろっているし、コーチ陣とベテランは若手の手本となってくれている」と目を細めた。107年ぶりの世界一へはあと8勝。「ヤギの呪い」を解くべく、カブスが快進撃を続ける。 (シカゴ穐村賢)

 

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