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【プロ野球】原巨人、救援6本の矢ズバリ!! 猛打ヤクルト打線封じてタイ2015年10月15日 紙面から
◆セCSファイナルステージ第1戦 巨人4−1ヤクルトセ、パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)が14日、開幕し、セ(神宮)はリーグ2位の巨人が優勝のヤクルトに4−1で勝ち、1勝1敗のタイにした。パ(ヤフオクドーム)はリーグ2連覇のソフトバンクが3位から勝ち上がったロッテに延長10回、3−2でサヨナラ勝ちし2勝0敗とリードを広げた。リーグ優勝チームには1勝のアドバンテージがあり、先に4勝したチームが日本シリーズに駒を進める。日本シリーズは24日にパの本拠地球場で開幕する。 太く束ねられた6本の矢は最後の最後まで折れなかった。巨人投手陣がヤクルト強力打線を力でねじ伏せた。失点はわずか1点のみ。3番の山田、5番のバレンティンを無安打に封じ込んで大事なCSファイナルステージの初戦で1勝1敗に追い付いた。 「みんなの力で、1点に抑えたということですよ」。G党が挙げる歓喜のバンザイに手を振りながら、原監督は語った。「CSでは中継ぎ陣が頑張っている」という質問は「そうです」と簡単に答えるのみ。しかし、これは照れ隠し。首は大きくうなずいていた。 大事な初戦でチーム力をみせつけた。まずは先発の内海。今季の成績は2勝1敗。周囲はハラハラしながら、投球を見つめていた。しかし「CSでチームの力になりたい」と燃えていた左腕は気迫で敵に相対した。 1回1死満塁をバレンティンの遊ゴロ併殺打で切り抜けると、打たせて取る本来の投球を展開。指揮官のタクトも激しく動く。5回途中で田原誠にスイッチすると、宮国を挟み7回からマシソンが登板。無死一、二塁の窮地を迎えると、ためらわず山口を送り出した。 「どんな形であってもいいからアウトにと思っていた」と語る左腕。指揮官の期待に応えるように2死二、三塁から川端に真っ向勝負。直球で遊直に仕留めると、2イニング目の8回は堂々の3人斬りだ。この好投で勝ち投手となった山口は「いい状態で投げられている」と大きく胸を張った。 ヤクルトのアドバンテージを第1戦で消した。しかし、緩みはない。原監督はこんな言葉を口にした。「まだ戦いは半ば」。ファイナルステージは始まったばかり。15日の第2戦も全員野球でセ界王者に立ち向かう。 (川越亮太) PR情報
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