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考え方

私達は、ビジネスモデルの急激な変更や新しい分野への積極的な投資をおすすめしません。今の社員とその社員が持つ技術でできること。足元の空き缶を拾い上げるようにローリスク・ミドルリターンを地道に追い続けることこそがビジネスだと考えます。

今あるものに別の角度から光を当てること。つまりモノの見方を180度変えること、発想の転換が求められます。

1つの事例をお伝えします。Duolingoは、無料の言語学習ソフトウェアを提供する企業です。PCのブラウザとiPhoneアプリまたはAndroidアプリから利用できます。無料アプリの主流な収益モデルは、アプリ内の広告表示と課金アイテムの販売ですが、Duolingoの収益モデルは、そのどちらにも属しません。つまり、アプリ画面内に広告も表示されませんし、すべてのコンテンツを無料で利用できます。

では、何で収益を上げているのかと疑問に思います。180度視点を変えて見ると、言語学習ソフトウェアDuolingoの利用者は、無料でサービスの恩恵を受けている一方で、無報酬で膨大な翻訳結果をDuolingoに送り続けていることになります。<次図またはPDFファイル参照>

通常の見え方

  • Duolingo
  • 言語学習機会の
    無料提供
  • User

180度、見方を変えると…

  • User
  • 無報酬で
    翻訳結果を提供
  • Duolingo

Duolingoは、利用者から送られてくる膨大な翻訳データを元にした高精度の翻訳データを、他の企業に販売することで収益をあげています。言語学習というサービスと翻訳代行サービスという古くからある既知のサービスをくるっとひっくり返して、くっ付けるとDuolingoのような新しいビジネスモデルになるんです。

マーケティングプランも同じような考え方が可能です。今ある手段と予算を使ってできる新しいマーケティングプランとは何でしょう? デジタルマーケティング全盛期に突入しつつあるこの時代における新たなマーケティング施策の代表格であるオウンドメディアマーケティングやアンバサダーマーケティングなどは、自社や自社サービスのファンづくりのための施策といえます。

ファンという耳当たりの良い言葉を使っていますが、その本質は"外部リソースの営業マンまたは販売員"の育成と活用です。社内リソースとお金だけでマーケティングの目的を達成するのは、複雑化しているいまの市場では難しくなっていることが、デジタルマーケティングが台頭する理由に挙げられます。いかに外部リソースを活用して、レバレッジを働かせるか(テコの原理)がマーケティング成功の鍵を握ると言えるでしょう。

「エレメンタリー」は、お客様のビジネスを外の視点から考えます。そして、お客様のレバレッジとして機能します。

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