千葉戦略研究所

日本の国際戦略を考える
—韓国の核開発と北朝鮮・中国との関係—

最近の韓国の核開発の歴史は古く、その能力は北朝鮮を凌駕する。よく知られているとおり、韓国の核開発はアメリカによって阻止されているが、その対象は北ではなく、明かに日本対するものである。その運搬手段は、アメリカによって100kmに制限されている地対地ミサイルを300kmまでレンジを広げたが、今度配備するF15Kは複座の爆撃機型であり、西日本をAWAOSともども視野に入れている。韓国海軍増強計画には空母や、潜水艦の取得も考えられており、潜水艦は12隻、これは日本の16隻に迫るものであリ、ドイツのUボ一トの技術を取リ入れた、極めて優れたものである。おそらく原子力潜水艦の取得も目指していると考えられる。これはフランスからの技術導入と考えられる。

韓国はロシアとも強いつながりを持ち、油田、特にウラン鉱石の採掘と半分の量の引き取りを目指している。ロシア内の各種工業との経済活動は日本より積極的である。

韓国の中国との接近は、大陸国家としての政策によるものであり、海洋国家日本に対抗するものである。もちろん、半鳥国家としての自覚は持っており、日本を重視する米国への反感と、同胞としての北朝鮮に対する親近感から中国との経済活動を重視し、日本・米国への依存度を減らそうとしているが、中国は、米国への遠慮から、経済活動のみを重視し、韓国・北朝鮮との大陸国家としての同盟を高句麗の歴史抹殺政策などで袖にしており、韓国の片思いの感力t深い。おそらく、反米感情に基づく韓国の行動を政治的・経済的に利用しようとする中国に操られるだけであるう。

アメリカは昔から日本重視であり、朝鮮半島に興味を示しておらず、いずれ韓国から去り、日本と韓国の対立は頂点にまで達する可龍性があるが、そのバッファーは、日本にいる在日朝鮮民族であり、その扱いによって、その摩擦を調整することができると考える。

韓国自身への日本の政策は、韓国陸軍への政治工作であリ、最終的には、クーデターによる政権交代も行い得るものと考える。もちろん、これに1よ米国の同意と各種の援助が必要と考える。