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「盗んだ金、覚醒剤に」8府県で1900万円窃盗行脚 北朝鮮籍の男ら逮捕 兵庫県警
大阪、兵庫、京都など8府県のコインランドリーなどで盗みを繰り返したとして、兵庫県警は14日、窃盗容疑などで、北朝鮮籍で無職の趙伸吉被告(50)=大阪市鶴見区、同罪で公判中=ら男4人を逮捕、送検し、捜査を終えたと発表した。県警は、窃盗など計127件(被害総額計約1900万円)を裏付けたとしている。
県警によると、趙容疑者は「盗んだ金は生活費や覚醒剤の購入に使った」と供述。ほかの3人も容疑を認めているという。県警は趙容疑者が主犯格だとみている。
逮捕、送検容疑は、平成20年5月~今年2月の間、関西を中心に全国8府県のコインランドリーに侵入し、バールで両替機をこじ開けて現金を盗んだほか、同様の手口で自動販売機からも現金を盗んだとしている。4人は盗難車に盗難プレートをつけて犯行を繰り返していたという。
県警によると、今年1月14日未明、兵庫県尼崎市内のコインランドリーで両替機をこじ開けようとしていた4人組を警戒中の捜査員が発見。見張り役の男(46)を現行犯逮捕したが、残り3人は逃走したため、行方を追っていた。