とうとうお盆が過ぎて世の中が夏休みモードから徐々に元に戻りつつあって、ちょっとカナシイ気分になってくる訳だけれども、blogの更新もお盆モードで久しぶりのエントリ。さて贔屓にしていたあるblogが突然の終了宣言で驚いたが、blogも引き際が肝心なのかも知れないとも感じた。blogを終えるというのは、特別に期間限定のテーマだったりしないごく普通の日記風の場合、どういう状況なんだろう、自分がこのblogを終える時はどういう理由に拠るのだろうかと少々考えた。単に漫然と書いているようなこのblogならば興味を失って恐らく放置するか、あるいは漫然と描き続けているうちにある方向性を見つけて仕切り直す為に一旦終わらせる、というようなシチュエーションならば自分にも考えられるような気がする。
お盆中に観た映画。
・『女囚701号 さそり』(1972年)
・『女囚さそり 第41雑居房』(1972年)
・『女囚さそり けもの部屋』(1973年)
・『女囚さそり 701号怨み節』(1973年)
・『修羅雪姫』(1973年)
・『修羅雪姫 怨み恋歌』(1974年)
・『無宿』(1974年)
・『しなの川』(1973年)
書籍
・『東京の下層社会 』(紀田順一郎、ちくま学芸文庫)
・『日和下駄』(永井荷風、岩波文庫)
・『色街を呑む!』(勝谷誠彦、祥伝社文庫)
・『虹列車・雛列車』(花村萬月、集英社文庫)
・『雷蔵好み』(村松友視、集英社文庫)
しかし、梶芽衣子の「女囚シリーズ」を連続して観ると頭が変になりますな(笑)。レビューは後で纏めて。「修羅雪姫」、「無宿」は梶つながり。この「無宿」は高倉健、勝新太郎、梶芽衣子という嬉しさで涙のキャスティング。「しなの川」は上村一夫つながり。梶作品はあと78年の「曾根崎心中」を観たらしばらく遠ざかろう。テレビコメンテーターというか評論家の勝谷誠彦の「色町~」は思いの外面白し。萬月の作品つながりで。
森山大道の73年の新宿を撮影したフイルム「25時 shinjuku, 1973」が発見されそれがいま清澄白川のタカイシイギャラリーで公開されていて、先々週の日曜日に行ったところ30分以上汗みどろとなって歩きやっと所在を見つけたのになんと休廊で打ちひしがれたが、気を取り直して昨日の土曜日に再び出かけたところ、お盆休みだった・・・
なんでも22日からとのこと。二度も肘鉄を食らった感じ。26日(土)の最終日にチャンスを残すのみ。
このフイルム、新宿区が街のプロモーションフィルムを森山に依頼したものの、「完成した映像は、どこの国かわからない、国籍不明の映像だったため、未公開のまま30年以上も眠ってい」たらしい。どうしても観たい映像なので再々トライか(涙)。しかし、よく調べてから出かけろと自分に説教したい気分。苦笑するしかないですね。
Recent Comments