車掌、700メートルを激走して置いて行かれた電車に追いつく 過去にも事例が...
自分を置き去りにした電車を追いかけて700メートルを激走――。10月14日午前0時10分ごろ、東京都品川区の京急線北品川駅で、川崎行きの普通列車が車掌不在のまま発車。次の新馬場駅で車掌を待つアクシデントがあった。これにより、約5分の遅れが生じた。
朝日新聞デジタルによれば、北品川駅で車掌は出発のブザーを押した後に、マイクを落としたことに気づき、列車を離れたところ、運転手はそれに気づかずに発車させてしまったという。
車掌は約700メートル先にある次の新馬場駅(同区)まで、線路と並行する国道15号をダッシュし、到着して待機していた電車に再び乗って業務を続けた。
(車掌激走、電車に追い付く 京急北品川駅で置き去り - 47NEWS(よんななニュース) 2015/10/14 16:11)
運転士は次の駅でドアが開かないことから、置き去りにしたことに気づき、車掌の到着を待ったという。
朝日新聞デジタルによれば、京急は「あってはならないこと。列車には2人が乗務していなければならない」と話しているという。
列車に置き去りにされた車掌が700メートル走った事例は、2009年にもあった。
箱根登山鉄道によると、車掌は線路沿いのほぼ平たんの道路を約700メートル走って電車を追い掛け、次の終点、強羅駅で電車の到着から約6分後に追い付いた。その間のドアの操作などは運転士が代行。運転士、車掌とも折り返しの強羅発箱根湯本行き普通電車にそのまま乗務し、予定よりも約2分遅れで発車したが、途中で速度を調整しダイヤに大きな乱れはなかった。
(中略)
車掌と運転士はいずれも「反省しています」と話しているという。
(箱根登山鉄道で車掌置き去り 700m並走、追いつく - 47NEWS(よんななニュース) 2009/08/25 21:57)
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