鏡の前で、
う~ん?となったその服。
捨て時よ!
今年の自分に似合わなければ、
来年はもっと似合わないわよ。
だってね、
人間、絶対若返りはしないからね。
体力だって、
少しずつ衰えていくからね。
重たい、
きつい、
痛い、
寒い。
若い頃、
真っ向勝負を挑んで、
大勝利してきたこれらの形容詞には、
こらからはもう勝てないの。
「おしゃれは我慢」と言われた時代は過ぎたの。
事実、今の若い人たち、
割りとみんな、
自然体のおしゃれをしているわよ?
バブル時代の若者は、
高価なDCブランド(死後?)を着て、
シャネルだのヴィトンだの、ハイブランドを持って、
頭の先からつま先まで、
雑誌のコピーみたいで、
みんな横並びだったわね。
今の若い人たちは、
高いモノがいいモノだなんて幻想を持っていないわよ。
たかがおしゃれごときで、
体にも財布にも無理をすることが、
もう時代遅れで、
「昔の人感」ハンパないのよ。
いい歳して、
毎シーズン毎シーズン、
毎週毎週、
マスゴミがごり押ししてるだけの、
まやかしの流行服を買ってるってどうよ?
若い人の手に届かない、
高価なモノを買って、
得意になってるってどうよ?
大人だからって、
勝手にファッションリーダー気取りで、
一歩先行く必要はないわ。
逆に、
一歩引く必要があるの。
自分や、自分ら世代が、
周りからどう映っているのか、
俯瞰してみる必要があるの。
世間の人は優しいフリして、残酷よ。
誰も本音を言ってくれないもの。
「若いですね~♪」は、
本当に年齢が若い人には使わない褒め言葉よ。
その気になって裸の王様にならないで。
いくつになっても、
若い頃と変わらない行動をしている、
歳だけくった輩には、
誰も憧れないわよね。
お金をかけてても、
嫌味なくさりげなかったり、
逆に、お金をかけていなくても、
すごく良く、素敵に見えたり。
TPOになじみつつ、
ふわりと光をまとっているような。
そんなおしゃれが出来るのが、
大人じゃないかしらね。
凪
自戒を込めて、マツコデラックス風語り口で書いてみました。
良かったらコチラの記事も読んでみてくださいね。