ミニマリスト本を読んでみました。
ミニマリストを知っていますか
持ちモノを自分に必要な最小限にする「ミニマリスト」という生き方。
ぼくはモノを減らすことで何もかもが変わり、なぜか毎日「幸せ」を感じられるまでになってしまった。
誰かと比べてばかりいて、みじめだった。将来への不安で、ずっと停滞していた自分が動きはじめた。
最小限にしたからこそ、見えてくる本当の豊かさ。モノが少ない幸せがあることを知った。 モノも情報もあまりに複雑化した現代。
そのノイズに阻まれて、本当に自分に何が必要なのか、何を大事にしたいのかさえわかりにくくなっている。
できるだけ多くのモノを手に入れるのが唯一の正解だった時代はもう終わった。
それがほんとうの「幸せ」にはつながらないことをなんとなくみんなが気づき始めている。
生き方にはもっと自由な選択肢があっていいはず。
他人の目線ばかり気にした世界から、自分の声に耳を澄ませてみること。
断捨離からミニマリストへ。
終わりのないモノへの追求から一度思いっきり距離をとってみること。
これはもう一度「幸せ」について考え始めることに他ならない。
話はすごくシンプルで、もうモノを持つのをやめましょう、という趣旨です。写真を見た方が伝わると思うので、適当に画像を貼り付けておきます。これがミニマリストだ!
不要なモノを持つのをやめると心が軽くなる、というのはよくわかる話で、ぼくもなるべくモノは少なく生きております。この本は10万部を超えて売れているそうですが、今は時代の気分がそこにあるんでしょうねぇ。
ミニマリストは流行か?
ここで気になるのは、ミニマリストという価値観は、今後定着していくのか、一過性の流行なのか。
何かと言うと、ぼくは高知の山奥に越してから、「モノを持つのはやっぱりいいな」と思うようになったんですよ。もともとはミニマリスト的な価値観だったんですけどね。
都会にいた頃はモノは少なくするのが当たり前だったんですが、なんせ高知は土地が余っているので、モノはある意味持ち放題。
高知に来てから物欲が出てきました。
竹を細かくして土壌改良剤を作る機械が欲しいし、仕事小屋が欲しいし、太陽光パネルが欲しいし、日本酒用の冷蔵庫が欲しいし、どぶろく揃えたいし、一眼レフほしいし…。
都会を出て感じるのは、都会にいると「欲望が去勢される」んです。都会の場合、欲望を持とうと思うと、お金が必要ですからね。そのために働くのは馬鹿げているわけで、自然と欲望も去勢されていきます。
高知に来てから、ぼくは抑圧されていた欲望が爆発した感じがします。人を雇いたいし、山はほしいし、温泉も掘りたいし。やりたいことだらけで仕方がありません。
ミニマリストが出てきたのは、「単純に都会の家が狭いから」だと思うんですよね。なんかミニマリスト諸氏から怒られそうですが。
でも、いくらミニマリストだからといって、自由度の高い広い土地を持っていたら、それなりにモノは揃えると思うわけですよ。完全に隠居してしまうなら別ですが、土地を「みんなの共有物」として扱いたくなるでしょうし。共有財産にする前提なら、布団はもう少しほしいし、農機具は揃えたいし、クーラーも必要かもしれません。
というわけで、ぼくはミニマリスト的ではなくなったんです。ミニマリストは、ある意味で卒業しました。モノを持つということは悪でも善でもなく、使い方次第なのです。
ぼくの予想では、ミニマリストの一部は地方に移り住み、「共有するためにモノを所有する」ようになると見ています。というか、ぼくがそうなので。共有する前提なら、モノや土地を持つのは楽しいことですよ。
ミニマリスト的なイノベーターは、いつまでも都市の小さい家で閉じこもっているタイプじゃないと思うんですよねぇ。元祖ミニマリストともいえる高城剛さんも、世界中を移動して生活していますし。ほら、ミニマリストのみなさん、薄々わかってますよね?ずっとこんな暮らしをしても、面白くないって。
ミニマリストの人たちはすぐに飽きますよ。もっと何かを「表現」したくなるはずです。すっからかんになって、そこに何を描き込むのでしょう。どのようなフィールドを選ぶかは人それぞれですが、ぜひ多くの方に、地方で創造性を爆発させてほしいと願っています。
以上、元ミニマリストからのメッセージでした。
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