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施工不良マンション:旭化成建材、データ偽装を認める

毎日新聞 2015年10月15日 00時33分(最終更新 10月15日 00時36分)

偽造データに基づく工事で傾いた状態になっているマンションの棟をつなぐ接続箇所(中央)。ウエストコートの手すり部分(左)がセンターコートの手すり部分(右)より2センチ落ちていたという=横浜市都筑区で、宮間俊樹撮影
偽造データに基づく工事で傾いた状態になっているマンションの棟をつなぐ接続箇所(中央)。ウエストコートの手すり部分(左)がセンターコートの手すり部分(右)より2センチ落ちていたという=横浜市都筑区で、宮間俊樹撮影

 マンションを施工した三井住友建設からくいを支持層へ打ち込む工事を請け負った旭化成建材(東京都千代田区)が14日夜、毎日新聞の取材に対し、基礎工事の際に行った地盤調査のデータを偽装していたと認めた。現場の施工状況などを記録する「施工報告書」に、転用、加筆したデータを記載していたといい、同社広報担当者は「建物の補強、改修にかかる費用を全額補償する」と謝罪した。

 データを偽装した原因については「調査中」とし、14日付で親会社の旭化成に設置した検証委員会で究明を進める。また、旭化成建材が請け負った同様の工事について同種の問題がないかについても確認するという。【水戸健一】

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