ニュース詳細
パレスチナ人の男 イスラエル人女性を刺す10月15日 7時00分
イスラエルとパレスチナの間で緊張が続くなか、大勢の観光客が利用するエルサレムのバスターミナルの前で、パレスチナ人の男がイスラエル人の女性をナイフで刺し、その場で警察に射殺されました。
エルサレム中心部にあるバスターミナルの前で14日、パレスチナ人の男がイスラエル人の女性をナイフで刺し、逃げようとしたところをイスラエルの警察に射殺されました。女性はけがをしてバスの中に逃げ込み、その後、病院に運ばれました。
現場は大勢の観光客や市民が利用するエルサレムの玄関口で、およそ400メートル離れたNHKのエルサレム支局でも、銃声が4回から5回にわたって聞こえました。
また、14日には観光スポットとして知られる旧市街のダマスカス門では、ナイフを持ったパレスチナ人の男が、警戒を強化していたイスラエルの治安部隊に射殺されました。
一方、ヨルダン川西岸では、パレスチナ暫定自治区のベツレヘムなどでパレスチナ人とイスラエル軍との衝突が続いたほか、北部の村ではユダヤ人入植者がオリーブ畑に火を放ったうえ、パレスチナ人に石を投げ、外国人1人を含む5人が頭などにけがをしたということです。
今月に入って以降の一連の襲撃事件や衝突で死亡したイスラエル人は7人、パレスチナ人は32人に上りますが、混乱が収束する見通しはなく、情勢は緊迫しています。
現場は大勢の観光客や市民が利用するエルサレムの玄関口で、およそ400メートル離れたNHKのエルサレム支局でも、銃声が4回から5回にわたって聞こえました。
また、14日には観光スポットとして知られる旧市街のダマスカス門では、ナイフを持ったパレスチナ人の男が、警戒を強化していたイスラエルの治安部隊に射殺されました。
一方、ヨルダン川西岸では、パレスチナ暫定自治区のベツレヘムなどでパレスチナ人とイスラエル軍との衝突が続いたほか、北部の村ではユダヤ人入植者がオリーブ畑に火を放ったうえ、パレスチナ人に石を投げ、外国人1人を含む5人が頭などにけがをしたということです。
今月に入って以降の一連の襲撃事件や衝突で死亡したイスラエル人は7人、パレスチナ人は32人に上りますが、混乱が収束する見通しはなく、情勢は緊迫しています。
米報道官「深く懸念」
イスラエルとパレスチナの間で緊張が続いていることについて、ホワイトハウスのアーネスト報道官は14日の記者会見で、「緊張が高まっていることを深く懸念しており、双方に平静さを取り戻すように促していく」と述べました。そのうえで、近く、ケリー国務長官が、この地域を訪れ、緊張の緩和に向けて働きかける方針を明らかにしました。
ケリー長官は今月10日にも、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長に、それぞれ電話で会談して自制を求めていて、中東和平交渉で仲介役を担ってきたアメリカは懸念を強めています。
ケリー長官は今月10日にも、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長に、それぞれ電話で会談して自制を求めていて、中東和平交渉で仲介役を担ってきたアメリカは懸念を強めています。