毎日新聞調査:首相在任期間「任期より短く」半数
毎日新聞 2015年09月20日 20時41分(最終更新 09月20日 21時22分)
19、20両日の緊急全国世論調査では、今月の自民党総裁選で無投票で再選された安倍晋三首相にどれぐらい首相を務めてほしいかを聞いた。それによると「任期の3年より短く」との回答が50%で最も多く、「3年後の2018年9月まで」が30%で続いた。「任期の3年より長く」は10%だった。
自民党は党則で総裁の連続3選を禁じており、今の仕組みでは、安倍首相の任期は18年9月で切れる。
安全保障関連法の成立を「評価しない」と答えた層では「3年より短く」が75%に達した。内閣不支持層でも「3年より短く」は83%。関連法への世論の不満は、首相の今後の政権運営に影響する可能性がある。
これに対し、成立を「評価する」層では「18年9月まで」が54%で最多。内閣支持層の58%も「18年9月まで」と答えた。
自民支持層では「18年9月まで」が50%で、「3年より長く」も25%あった。
首相が8月に発表した戦後70年談話については「評価しない」が45%で、「評価する」の38%を上回った。内閣支持層では「評価する」が70%、不支持層では「評価しない」が69%と、対照的な結果になった。【今村茜】