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「ぶちまけたい」傾いたマンションの住民、販売会社の説明に怒りあらわ
「はらわたが煮えくりかえっていて、全部ぶちまけたい」。施工不良から建物の傾きが判明した横浜市都筑区のマンション住民が14日、怒りをあらわにした。住民によると、マンション内では販売した三井不動産グループ側が説明会を開いた。
管理組合理事という男性は憤りながら「住民にはいろんな意見があり、みんなで決めないと」と困惑している様子。
販売会社による説明会は今月に入ってから始まったといい、男性は「(施工した)三井住友建設は腰が低いけど、販売会社はとぼけるから住民がいらだち、取締役を呼ぶようになった」と話した。
別の住民男性は「説明会では、補修して元に戻せば大丈夫と言っているが、住民からは価値が下がると不安の声が出ている」と明かした。
マンションは大型商業施設に隣接、敷地内には公園のような空間も整備されており、若いファミリー層に人気の物件だったという。その評価が一転する形となり、住民は将来への不安を募らせる。