毎日王冠(G2・東京芝1800)
09:35.8-35.9-33.6=1'45"3
4カンパニー6-5-5、6ウオッカ1-1-1、3ハイアーゲーム9-8-8
10:35.5-35.4-35.5=1'46"4稍
4アリゼオ6-6-6、3エイシンアポロン3-4-3、1ネヴァブション9-8-8
11:36.1-37.0-33.6=1'46"7
8ダークシャドウ9-9-9、7リアルインパクト3-3-3、10ミッキードリーム6-7-7
12:34.5-35.1-35.4=1'45"0
4カレンブラックヒル2-3-3、7ジャスタウェイ10-8-9、8タッチーミーノット5-8-9
13:35.5-37.9-33.3=1'46"7
6エイシンフラッシュ4-4-4、10ジャスタウェイ5-5-5、7クラレント1-1-1
14:35.4-35.5-34.3=1'45"2
2エアソミュール6-9-8、6サンレイレーザー1-1-1、8スピルバーグ11-11-10
秋東京開幕週の風物詩、伝統の重賞・毎日王冠。
「秋の絶好馬場で逃げ・先行馬有利」「中山→東京の開催替わりで差し・追い込み馬台頭」「大回りコースの開幕週で内枠有利」「秋初戦で休養明け多く枠順より状態重視」「G1前哨戦で一線級参戦するので格重視」などなど…考えるべき要素はそれぞれ矛盾するものまで含めて数多く、逆に言えばレース後の後付けならもっともらしい分析が幾らでもできる、とも言えそうです。
上記をざっと眺めて思いつく"数値"としては「連対馬の75%が4角6番手以内なので先行馬有利」「勝ち馬の83%が1〜6番枠なので圧倒的に内枠有利」「馬券圏内の100%が1〜10番枠なので外枠は圧倒的不利」といったところですが…しかし、仔細に見るとそれではちょっと分析が浅いことが分かります。
まず重要な要素は頭数。上記6回は11・10・11・16・11・15頭立てなので、実は馬券圏内の44%は「真ん中より外」で、少なくとも「外の枠だと馬券圏内に届かない」という訳ではありません。しかも1〜4番枠のシェアは頭数32%に対して馬券圏内39%ですから、何が何でも内枠有利でもなく、更に恣意的に1〜3番枠で切れば頭数シェア24%に対して馬券圏内シェアは22%となるので、なんと「1〜3番枠はやや不利」というデータすら作れるのです。
脚質的にも、実は真ん中より下の単勝人気の馬が馬券圏内に飛び込んだ回数でカウントすると、ハイアーゲーム・アリゼオ・エイシンアポロン・ネヴァブション・ジャスタウェイ(2回)・タッチミーノット・エアソミュール・サンレイレーザーの計のべ9回のうち、5回が「3・4角の通過順がいずれも真ん中より後ろ」。つまり先行有利ならば人気薄の差し馬はバッサリ行きたくなるところ、実際は人気薄の差し馬こそが配当的には馬券の主役とさえ言える状況なのです。
展開やラップを無視して単純なデータを見るだけでも、このように"表層"の一枚下を考えればレースのイメージはガラッと変わってきますよね。
ここにラップへの考察を加えれば、「11頭立て以下+良馬場」だった09・11・13年はレース上がりが全て33秒台なので、特別登録13頭で恐らく良馬場が見込める今回(注:日曜には一時雨予報もあるので現時点では不確かです)はスローの上がり勝負の公算が高くなりそう。その3回の連対馬はカンパニー・ウオッカ・リアルインパクトとキャリアの中でマイルG1を制する馬が半数を占めているので「スローならばマイラー有利」とも言えそうですが…しかしメンバーを見渡せばエイシンヒカリ・グランデッツァ・クラレントと強力な逃げ・先行馬が揃うので敢えて緩まないペースに張ることも可能なのが悩ましいところ。
結局枠順確定後に並びを想定して、ある程度割り切って合理的な流れを決め打つ必要はありそうです。なお枠順に関してはあくまでも展開想定の材料で、結果に関しては極端に「開幕週=内枠絶対有利」にとらわれすぎず、資質面を重視して臨みたいと思います。
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