韓国1つ分の牧場を中国企業が爆買いへ、安全保障面から懸念も―オーストラリア

配信日時:2015年10月14日(水) 12時10分
  • 画像ID 488938
写真を大きなサイズで!
11日、豪州では牧場18カ所の売却手続きが進められており、中国企業が名乗りをあげている。資料写真。
2015年10月11日、澎湃新聞によると、中国人がオーストラリアで土地の爆買いをしており、オーストラリア国防省を驚かしている。

そのほかの写真

10万平方キロメートルの土地が中国企業に買収される可能性が浮上している。浙江省や韓国に相当する面積だ。オーストラリア最大の土地保有企業S.Kidman & Coが所有する牧場18カ所の売却手続きを進めている。その中には世界最大の牧場Annacreekも含まれており、20万頭近い牛が飼育されている。推定売却額は3億2500万オーストラリアドル(約287億円)。

買収に意欲を示しているのが中国企業だ。植物油生産商東凌粮油、上海鵬欣と上海中房置業によるコンソーシアム、上海証大、杉杉集団が意欲を見せている。もっとも中国企業の買収には大きなハードルがある。売却される土地には兵器試験場であるウーメラ立入制限区域が含まれており、外資の買収には政府の認可が必要となる。(翻訳・編集/増田聡太郎)
おすすめ記事
  • 最新
  • 時事
  • 国際
  • 社会
  • スポーツ
  • エンタメ
  • 地域
  • 経済
  • 文化
  • 広場
  • 話題
最新ニュースはこちら

SNS話題記事