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【プロ野球】

松井裕は先発転向? 与田投手コーチ、来季の構想は白紙

2015年10月14日 紙面から

星野副会長(中)も同席した就任会見で決意を語った与田投手コーチ(右)と池山打撃コーチ=仙台市内で(井上学撮影)

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 楽天は13日、来季のコーチ陣を発表し、1軍は今季から全員が入れ替わった。新加入した与田剛1軍投手コーチ(49)は仙台市内で就任会見に臨み、今季33セーブの松井裕樹投手(19)の起用法について「梨田監督とも話し合って、先入観なく、白紙の状態で見たい」と一から見直す考えを明かした。

 真っさらな頭で適性を見極め、投手陣の再編に乗り出す。星野副会長、池山新打撃コーチと並んだ会見。「もう一度、ユニホームを着たいという憧れはずっとあった。新しい挑戦と考えている」。意気込みを語った新任コーチは、すでに来季の構想を思い描いていた。

 最大のポイントになるのが松井裕だ。今季はキャンプ中の配置転換で抑えに回った。登板63試合で33セーブ、防御率0・87は高卒2年目として驚異の数字といっていい。与田コーチは「これだけ投げて結果も残した」と評価する一方、「十分に先発でやれる力もある」と話した。

 故障に悩まされた自身の経験も貴重な財産だ。「1年で終わってはいけない。次の年も見据えた選手の管理をしないと」。フル回転の代償で選手生命を縮めることは避けたい。選手との対談では肉体面の状態も確認する。「松井君だけじゃなく、本人がどういう希望を持っているか」。対話を重視し、納得できる役割を探るつもりだ。

 背番号は中日での現役時代の「29」をひっくり返して「92」。「梨田監督のもとで『勝てる集団』を作りたい」。そのための第一弾が松井裕の守護神白紙構想。将来を見据え、ベストの結論を導く。 (井上学)

 

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