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マイナンバー汚職、他にも数百万円受領か

TBS系(JNN) 10月14日(水)13時17分配信

 マイナンバー制度に関連する業務をめぐり、厚生労働省の室長補佐が業者から現金100万円を受け取ったとして逮捕された事件で、この室長補佐は他にも数百万円を受け取っていた疑いがあることが新たにわかりました。

 警視庁は、容疑を裏付けるため、千代田区霞が関の厚生労働省を家宅捜索しています。

 この事件は、厚労省情報政策担当参事官室の室長補佐・中安一幸容疑者(45)が、2011年、マイナンバー制度に関連する企画競争入札で、千代田区のソフトウェア会社に便宜を図った見返りに、現金100万円を受け取った収賄の疑いで逮捕されたものです。

 その後の警視庁への取材で、中安容疑者がこの会社から他にも合わせて数百万円を受け取っていた疑いがあることが新たにわかりました。中安容疑者は、受け取った金をクレジットカードの支払いや飲食代などの生活費に充てていたということです。

 「女性のような、ロングスカートのような、黒ずくめですごく奇抜な服装というか。普通のサラリーマンやられている方ではないんだろうなと」(中安容疑者を乗せた タクシー運転手)

 贈賄側のソフトウェア会社は、2009年以降、厚労省から6つの事業、合わせておよそ14億円を受注していたということです。

 取り調べに対し、中安容疑者は「自分が100万円を要求した」と容疑を認めているということです。(14日11:19)

最終更新:10月14日(水)14時32分

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