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米国防長官 艦艇派遣「南シナ海例外でない」
10月14日 11時31分

中国が南シナ海の浅瀬を埋め立てて造成している人工島の周辺にアメリカ政府が軍の艦艇の派遣を検討していることに関連して、カーター国防長官は「国際法が認めるあらゆる場所で航行、飛行する。南シナ海もその例外ではない」と述べ、近い将来の派遣を示唆しました。
アメリカのカーター国防長官は、ケリー国務長官とオーストラリアの外相・国防相との会議のあと、共同記者会見に臨みました。
この中でカーター長官は、中国が南シナ海の浅瀬を埋め立てて人工島を造成し一帯の主権の主張を強めていることに関連し、「はっきりさせておくが、アメリカは国際法が認めるあらゆる場所で航行し、飛行する。南シナ海は今もこれからもその例外ではない」と述べました。
アメリカは国際法上、人工島が領海の基点にはならないとして中国の主権を認めない立場で、領海の範囲、12海里、およそ22キロのなかに軍の艦艇を航行させる検討を進めてきました。
これについて、アメリカ太平洋軍のハリス司令官が、先週、NHKのインタビューで派遣の準備が整ったことを明らかにしたほか、アメリカのメディアも相次いでホワイトハウスが実施に向けて動いていると報じており、カーター長官の今回の発言は、近い将来の艦艇の派遣を示唆したものと受け止められています。

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