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世界記憶遺産:河村市長「とんでもないこと」 南京大虐殺

毎日新聞 2015年10月13日 21時53分

 ◇定例記者会見で 「違うなら違うと言わんといかん」と

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が世界記憶遺産に「南京大虐殺」に関する資料を登録したことについて、名古屋市の河村たかし市長は13日の定例記者会見で「とんでもないこと」と述べた。「違うなら違うと言わんといかん」とし、近く政府に「毅然(きぜん)とした対応」を求めることを明らかにした。

 河村市長は「本当に30万人もの虐殺があったのなら、日本国民は土下座して謝罪しないといけない」としたうえで「(犠牲者数などの)事実関係をもっと議論すべきだ」と述べた。

 河村市長は2012年、姉妹都市の南京市の関係者が名古屋市を訪れた際、「通常の戦闘行為はあったが、いわゆる南京事件はなかったのではないか」と発言、以後、南京市は公的な交流を打ち切った。名古屋市は関係改善を働きかけているが、交流再開の見通しは立っていないという。【三上剛輝】

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