キヤノンが高級コンパクトカメラの新製品 Powershot G5 X と Powershot G9 X を発表しました。どちらも1インチサイズのイメージセンサーを搭載、背面のタッチパネル液晶でAFの位置調整からシャッターまでを直観的に操作が可能。G5 X には有機 EL 採用の EVF も備えます。
Powershot G5 X
また EVF は接眼センサーを採用しており、覗いていなければ自動的に背面液晶のライブビューへと切り替わります。また各設定ダイヤルの操作荷重は EVF を覗いたままでも快適に操作できるよう調整してあり、誤操作をなくしつつスピーディな撮影が可能とのこと。
主な仕様は1.0型、有効2020万画素の裏面照射型 CMOS センサーを搭載、感度は ISO 125~12800。画像処理エンジンは DIGIC 6。レンズは8.8-36.8mm(35mm判換算で24-100mm)、開放F値は F1.8-F2.8。光学ズームは4.2倍。光学手ぶれ補正も搭載します。記録メディアは SD /SDHC /SDXC。SD カードスロットは高速転送規格 UHS-I に対応します。
動画撮影機能は最大1080p/60fps。映像コーデックに MPEG-4 AVC/H.264、音声は AAC-LC で、ステレオ記録に対応します。ファイル形式は MP4。
WiFi 機能を搭載しており、撮影した写真/動画を対応するスマートフォン/タブレット、PC などへ転送可能。PictBridge 対応プリンターで直接印刷することもできます。また「Camera Connect」アプリを使えばスマートフォン/タブレットをリモコンとしてシャッターや各種設定操作が可能です。
本体大きさは112.4 x 76.4 x 44.2mm、付属バッテリー、SD カード込みの重さは約377g。
発売日は10月22日。オープン価格ですが、直販サイトでは税込9万9144円で予約を受け付けています。
Powershot G9 X
背面液晶はマルチタッチに対応し、AF 調整やシャッター操作にも対応。レンズ外周に備えるコントローラーリングでカメラを構えたまま設定の操作が可能です。
本体は98 x 57.9 x 30.8mmと小型なものの、センサーは G5 X 同様1型2020万画素の裏面照射型 CMOS を搭載。感度は ISO 125~12800。画像処理エンジンは DIGIC 6。レンズは10.2-30.6mm(35mm判換算で28-84mm)、開放F値は F2.0-F4.9。光学手ぶれ補正搭載。記録メディアは SD /SDHC /SDXCで、高速転送規格 UHS-I に対応。
その他、G5 X と共通する最大1080p/60fpsの動画撮影機能や WiFi による画像/動画転送機能、「Camera Connect」アプリによるリモコン操作機能などを備えます。本体カラーはブラックとシルバーの2種類をラインナップ。
Powershot G9 Xの発売は10月22日。オープン価格。キヤノンの直販サイトでは税込価格6万4584円で予約受付を開始しています。