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馳文科相:30年前に竹刀で体罰「高校生に謝罪したい」

毎日新聞 2015年10月13日 19時07分(最終更新 10月13日 20時30分)

馳浩文科相=長谷川直亮撮影
馳浩文科相=長谷川直亮撮影

 ◇高校の教員時のことを告白 「体罰は絶対反対」と

 馳浩文部科学相は13日の閣議後の記者会見で、高校の教員だった約30年前に生徒に体罰をしていたことを明らかにし「あの時に私に竹刀で殴られた高校生たちに謝罪したい」と述べた。その上で「体罰は絶対反対。私が未熟であったばかりに迷惑をかけた」と話し、自戒を込めながら体罰を否定する姿勢を強調した。

 馳文科相は1984年4月から85年8月まで石川県の私立星稜高校で国語を担当し、レスリング部監督を務めた。2008年に雑誌の対談で教員時代の体罰経験を告白していたことについて、この日の会見で質問された。

 馳文科相は会見中に机をたたき「教壇で教員がこうやってたたくだけで、感情にまかせてやるだけで、高校生、特に小中学生は萎縮して、気持ちを先生に伝えようという気すらなくなってしまう」と体罰の問題点を説明。「『ねえ先生』と話がしたくなるような教職員にならなければいけない」と訴えた。【三木陽介】

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