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室長補佐「みずから賄賂要求」趣旨の供述
10月14日 4時16分

室長補佐「みずから賄賂要求」趣旨の供述
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マイナンバー制度の導入に向けた医療分野のシステム設計などの業務を巡る汚職事件で、収賄の疑いで逮捕された厚生労働省の室長補佐が、調べに対し、みずから賄賂を要求したという趣旨の供述をしていることが警視庁への取材で分かりました。贈賄側も任意の調べに対し賄賂を要求されたという趣旨の説明をしているということで、警視庁が当時のいきさつなどを詳しく調べています。
この事件は、厚生労働省情報政策担当参事官室の室長補佐、中安一幸容疑者(45)が、平成23年11月、マイナンバー制度の導入に向けた医療分野のシステム設計などの業務を巡り、都内の情報関連会社が受注できるよう便宜を図った見返りに、会社の当時の社長から現金100万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されたものです。贈賄側の当時の社長については時効が成立しています。
警視庁によりますと、中安室長補佐は容疑を認めているということで、その後の調べに対し、みずから賄賂を要求したという趣旨の供述をしていることが分かりました。贈賄側の会社の当時の社長も、これまでの任意の事情聴取に対し、賄賂を要求されたという趣旨の説明をしているということです。
現金の受け渡しは贈賄側の会社の中で行われたということで、警視庁が当時のいきさつや金の使いみちなどを詳しく調べています。

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