オランダ調査は「偏向」=ミサイル「ウクライナ保有」―ロシア
時事通信 10月14日(水)0時2分配信
【モスクワ時事】ロシアのリャプコフ外務次官は13日、ウクライナ東部のマレーシア機撃墜事件に関するオランダ安全委員会の調査報告書について「政治的な注文を遂行する試みであることは明らかだ。偏向している」と批判した。
ラブロフ外相も「多くの不審点がある」と疑問を呈した。最終報告書は「実行犯」に踏み込んでおらず、ロシアとウクライナの非難合戦は今後も続きそうだ。
ロシア軍需企業アルマズ・アンテイ社は13日、機体の破損状況から、「ブク」地対空ミサイルは「親ロシア派ではなく、ウクライナ軍の支配地域から発射された」とする独自調査結果を発表した。
また、使用が疑われるミサイルの型番はソ連時代の1986年を最後に製造しておらず、ロシア軍は2011年から配備していないと説明。ミサイルはウクライナ軍が保有していたと指摘し、「ロシアから持ち込まれた」という欧米やウクライナの批判をかわそうとしている。
昨年7月の撃墜事件当時、ロシア国営メディアは「親ロ派がウクライナ軍のミサイルを奪取した」「親ロ派がウクライナ空軍機を撃墜した」と戦果を誇示していた。ロシアはこうした経緯には口を閉ざしている。
最終調査報告書を受け、親ロ派「ドネツク人民共和国」幹部は「事件当時、ブクミサイルは持っていなかった」と強弁した。ウクライナのポロシェンコ大統領は「マレーシア機は、ロシアに占領された地域からロシア製兵器で撃墜された」と非難した。
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