1. Do What You Do
ロックではあるけど、今までよりはゴリゴリしてなく、デジタル少々にR&Bにも近いリズム。変化が起きてるサウンドに、歌い方もちょっと変わってきたなぁと
2. Whatever You Want
2ndシングル。情景豊かにミディアムスローバラードと思いきや、激しさも途中から。ストーリー性があるなぁと。振り絞るヴォーカルも、80年代とだいぶ変わってきて、妖艶さを帯びてきたというか、苦しそうというか
3. Missing You
4thシングル、POP84位を記録。1984年John Waite POP1位カヴァー。若干カントリーぽさもある音、ミディアムロックになって力強いヴォーカルとの張りは聴き応え。本作唯一のPOPチャート入り
4. On Silent Wings (with Sting)
3rdシングル、Dance47位を記録。ミディアム調に、場が冷たい中で突き進むティナのクールさ。音がカッコイイな、でも地味なんだけど。スティングは後半登場、あんま出番無い感じで添える程度
5. Thief Of Hearts
ハート泥棒、ネガティブな感じよりも中くらいのミディアム維持にて。女性コーラスを配して、更にはギターの鳴りが面白かったり奏でにポイント有り
6. In Your Wildest Dreams
タイトル曲、囁きから徐々に景色を創っていく美しさ。ダミ声的な囁きも、なんか彼女の曲映え、ワイルドというよりも感情や表現の深さの追求
7. Goldeneye
1stシングル、R&B89位・Dance22位を記録。同名映画主題歌。サントラに即して創られたようなサウンド、そこで淡々と目立たないように歌う感じなので、ティナファンとしてはきっと消化不良
8. Confidential
曲調が異なったのがコレ、普通にポップ寄りなR&Bで好感。大人しい歌い方で不満有る人もいそうだけど、自分はリズムに乗る彼女が新鮮
9. Something Beautiful Remains
5thシングル。アコースティックギターを用いて超低域ヴォーカルから開始され掴みは相当、ゆったりした感じの涼しさもあって、これまた趣高いし
10. All Kinds Of People
Sheryl Crow 曲参加。粗さ有れど、サウンドの柔らかさに乗って平和な聴き心地。音はデジタルに中に向いてそうな新鮮
11. Unfinished Sympathy
6thシングル。1991年Massive Attack カヴァー、ロックを主体にしつつもデジタル配して、攻撃的。ティナの声の伸びとストリングスの調和も実に清々しく
12. Dancing In My Dreams
ラストはほっこり、哀愁さと熱のクールダウン。これもタイトル曲に聴こえてくるくらいに、壮大な中での密かな野望、6分超聴き応えと決意と彼女の人生の紆余曲折、染みる
<Bonus>
13. Love is a Beautiful Thing
国内ボートラ、ちょっとしたレア。でも、これがラストでも幸せな感じもあって、自分的には嬉しいかも。ライヴアウトロ、エンドクレジットなんかにフィットしそうなくらい
12曲・58分、国内盤ボートラ1曲追加で62分。相変わらずシングルカットしまくってますが、インパクトあるのにヒットには至ってないのは彼女を取り巻く環境の変化?なんだろ…ベテランが陥る罠?ちょっと興味深い、、。自分としては、これまでのティナのロックの魅力とはだいぶ外れてきたなぁと、全編を通してのストーリーアルバムになっているようで、逆に荒削りでない感じで、これはこれで好きだなぁと。実際、彼女のリアルタイムは次回作Twenty Four Seven からなので、調和対比して聴ける感じでスンナリでした。
<過去レビュー>
1975年 Acid Queen
1978年 Rough
1979年 Love Explosion
1984年 Private Dancer
1989年 Foreign Affair
1993年 【映画】Tina -What's Love Got To Do With It- (The True Life Story of Tina Turner)
1996年 In Your Wildest Dreams with Barry White
1997年 Live In Amsterdam - Wildest Dreams Tour (DVD)
1999年 Twenty Four Seven
2000年 Twenty Four Seven (Bonus CD)
2008年 Tina! ※Best
もともとアメリカよりもヨーロッパでの人気のほうが高かったし。
「ゴールデンアイ」は確かU2の二人が作ったんだよね。個人的にはこのメラメラした感じ、大好きです。生歌のほうがよいかもね。