■性格:早口でせっかち
韓国政府当局は、執権4年目を迎えた金第1書記が自身の「スタイル」をより前面に出す演説を行ったと評価している。専門家らは、特にその言葉のスピードに特徴があると指摘する。ペ教授は、金第1書記は今回の演説で1秒当たり6.2音節を話したが、成人の平均は4-5音節だとし、金第1書記がせっかちな性格だということが読み取れると説明した。
また、大田大のクォン・チョルホン教授(情報通信工学)によると、今回の演説では瞬間的な声の変化の幅が前回に比べ3倍大きくなったという。特に「米国との対決」に言及した際には、トーンが172 Hzから600 Hzへ3倍に上昇した。専門家らは「声のトーンが急に変わる人は感情の起伏が激しく気が短い場合が多い」と指摘する。
■健康:声枯れに頻繁な息継ぎ、肥満が原因
今回の演説では、声が枯れたり頻繁に息継ぎをしたりする様子が見られた。ペ教授は「主に高音で声が枯れたが、これは溜まった疲労と過剰な飲酒が原因のケースが多い」と指摘した。
金第1書記は演説中、平均して3.5秒ごとに息継ぎをした。12年の演説では3.8秒と、いずれも成人男性の平均(4-6秒)よりも短いが、専門家らは体重が130キロ近い金第1書記の肥満が直接の原因だと分析する。江南セブランス病院のチェ・ホンシク教授は「肥満の人は胃への圧迫が強まり逆流性食道炎を患う可能性が高くなる。胃酸が逆流すると声帯が機能を果たせなくなり、声が枯れたり息切れしたりすることがある」と説明した。