柳承佑(ユ・スンウ、21)=独バイエル・レバークーゼン=がリオデジャネイロ五輪出場に挑む五輪韓国代表チームにゴールと活気をもたらした。
申台竜(シン・テヨン)五輪代表監督が率いる韓国代表は12日、京畿道の利川総合運動場で行われたオーストラリアとの親善試合第2戦に2-1で勝ち、第1戦(2-0で勝利)に続き、2連勝した。韓国は0-0で前半を終えたが、後半4分に右サイドからチェ・ギョンロク(20)=独FCザンクトパウリ=が上げたクロスを柳承佑がヘディングでつなげてゴールを決めた。後半37分、オーストラリアのGKアーロンレ・ノックスが味方DFのパスを後ろにこぼして2点目が入ったが、後半43分にはアンドリュー・ホールに失点を許した。
組織力はしっかりとしていたが、攻撃にこれといった決定力がなかった五輪韓国代表。しかし、オーストラリアと行った2試合で柳承佑、チェ・ギョンロク、ファン・ヒチャン=オーストリアFCリーフェリング=など欧州組が活躍し、アジア予選の見通しを明るくしている。韓国は来年1月、カタールで行われるアジア・サッカー連盟(AFC)U-23(23歳以下)大会に出場、3枚用意されている五輪本大会出場チケットの獲得を狙う。