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「3代目の太っちょ」検索禁止に=金第1書記に配慮か―中国

時事通信 10月13日(火)20時27分配信

 【北京時事】北朝鮮に批判的な中国のネットユーザーが金正恩第1書記を指すときに使う「金三胖(金氏3代目の太っちょ)」というワードが中国の検索サイトや中国版ツイッター「微博」で検索禁止となったことが13日、分かった。
 訪朝した中国共産党の劉雲山政治局常務委員が12日に帰国したことを受け、ネット上の金第1書記への中傷表現を規制し始めたとみられる。
 中国のネットでは北朝鮮との関係冷え込みを受け、「金三胖」の表現が増え、金第1書記をやゆする映像も多く出回っている。ただ、13日に検索サイト「百度」などで「金三胖」を検索すると、「関連法規と政策に合致しない可能性がある」として検索結果が表示されなくなった。政治的に敏感な禁止ワードに指定されたことがうかがえる。
 労働党創建70周年記念行事出席のため9〜12日に公式訪朝した劉氏は、金第1書記との会談で中朝の協力強化を確認。金第1書記を神格化する北朝鮮は中国のネット上の中傷表現にかねて懸念を示しており、宣伝を統括する劉氏が北朝鮮側の禁止要請に応じた可能性がある。 

最終更新:10月13日(火)22時56分

時事通信

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