無事に帰りました。
12時間のフライトでは前に中国人が座ってしまい、椅子を全開で倒されるし。
隣のおじさんは肩にもたれかかってきて耳元でスースー可愛い寝息を立てて寝るし。
通路挟んで反対側の黒人のおじさんはずっと話しかけてくるしで、もうよれよれ状態だったんだけど。
飛行機が降りた、その瞬間に祐子からの着信が残ってるのを見て胸があつくなるよ。
そして私がここに書いちゃったからかな、「必要だよ!」なんていちいち書いてくれる、可愛くてやさしいやさしい心の人たちからのメールにジーンとしっぱなしだ。
そしてはるばる、迎えにきてくれた友人は、
「マンダリンのセンス(中華)、リッツの45(フレンチ)、丸ビルのマンゴツリー(タイ)をとりあえず予約してあるよ。景色がよくて東京もいいなあって思ってほしくてね!もちろん、お蕎麦やうどんとかでも嬉しいよ!由紀が帰国して一番食べたいものを食べに行けるようにしておいたのよ!」
なんて言ってニコニコしてた。参っちゃうよなあ。って思う。
ゆきお甘やかしたらほんと、マリーアントワネットみたいになっちゃうかもしれないのに!(ちょうど今ベルサイユのバラを読み直してるので)
朝早い出発だったのに駅まで一緒に話しながら、最後いつまでもいつまでも見送ってくれた暁子さんの姿も忘れないよ。
大きな、死ぬほど重いスーツケース、最後に1番大変な駅の階段のところで
「これは私がやるわ!」って言って突然本気の顔になって。どんなに遠慮しても、
「来た意味がないから!」って、初めてあんなに強情で譲ってくれない暁子さんを見たんだよ。ううぅぅって内心思いながら、涙目で見守るのでした。ありがとうね。
そして成田でも、「来た意味がないから!」って強引にスーツケースを奪われて。
みんな、なんて優しくしたいときにだけめちゃくちゃ強くて譲ってくれないのだろう。
私もそこだけは超強気で行こう。体はちゃんと鍛えておこう。
よれよれで、パンパンにむくむくの顔でマンゴツリーへ。
絶景!!だし美味しいし、し、幸せ・・。
日本もいいねえって、心から思って、それをぽっと言った時の嬉しそうな顔を見て、私は一番嬉しかったんだよありがとう。
夜は帰って家族と。
母の誕生日に、兄夫婦からはあたたかなストール。私からは(舞い戻った私だけでは足りないと判断したので)真っ赤な皮の手袋。いつだって楽しそうな姿を見せ続けてくれて、私は本当に本当に感謝しているんだ、ありがとう!!
母の誕生日と母の日が、一番幸せそうな父。それを見てるのが私は好きよ。
はなさん久しぶり!!って飛んでいったら、キョトンとされてしまいましたが気にせずギュウギュウ抱きしめるのでした。
明日からもりもりお菓子を焼けるように、道具も材料も全部準備して。
お久しぶりです、って改まってご挨拶。
わくわくの心を抱えて、日本酒を飲んで(久しぶり!)、おやすみなさい、日本。