[東京 13日 ロイター] -
<13:21> 豪ドル下落、予想外に大きな中国の輸入減少受け
豪ドル/米ドルは0.7310米ドル付近、豪ドル/円は87.63円付近。
中国の9月輸入が市場予想より大きく落ち込んだこを受けて、交易関係の深い豪ドルは下落した。「中国の輸出の落ち込みは市場予想より少なかったが、中国を相手に商売している豪州や日本にとっては輸入の落ち込みの方が材料視されやすい」(国内金融機関)との声が出ていた。
豪ドル/米ドルは発表前の0.7325米ドル付近から一時0.7291米ドルまで、豪ドル/円は同じく87.80円付近から一時87.38円まで下落した。
午後に入って豪ドルはやや値を戻してきているが「貴金属系の資源価格の先行きが不透明な中で、ここから豪ドルを買い上げていけるかどうかは判断が難しい」(別の国内金融機関)との声が出ていた。
<12:07> ドル119円後半、中国9月の輸入は予想以上の落ち込み
正午のドル/円は119.82/84円。12日のニューヨーク市場午後5時時点は120.02/05円の気配だった。
午前の取引では、日経平均が前営業日比マイナス圏で寄り付くと、ドルは高値120.07円から119.96円まで下落。仲値公示にかけては、輸出のフローを受け119.84円まで弱含んだ。
注目された9月の中国貿易統計では、輸出がドル建てで前年比マイナス3.7%と、市場予想のマイナス6.3%より少ない落ち込みだった一方で、輸入はドル建てで前年比マイナス20.4%で、市場予想のマイナス15.0%を上回る落ち込みとなった。
中国の貿易統計に対するドル/円の初期反応は「買い」で、ドルはいったん119.97円まで反発したものの、120円に届かなかったことや、依然として弱い中国の内需を示唆する内容であったことなどから、まもなく売りが優勢となり、正午にかけては119.81円まで下押しした。
IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(10月6日までの1週間)によると、主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する投機筋の円の売り持ちは、1万7599枚と、前週の2万2052枚から減少した。減少は3週連続。
<11:12> ドル119円後半、9月の中国輸入は予想を上回る落ち込みに
ドルは119.89円付近。
中国の9月の貿易統計発表を挟んで、119.88円付近から119.97円付近まで10銭程度強含んだが、120円台には届かなかった。
9月の中国の輸入は、ドル建てで前年比マイナス20.4%で、市場予想のマイナス15.0%を上回る落ち込みとなった。輸出は前年比マイナス3.7%と、市場予想のマイナス6.3%を下回る落ち込みだった。
<10:37> ドル119円後半、ヘッジファンド勢は明確なシナリオ出るまで動けず
ドルは119.87円付近。日経平均は前営業日比でマイナス圏となっていることや、実需のドル売りフローを反映して、一時119.84円まで下落した。海外ファンド勢は動意薄だという。
海外ファンド勢の動きについて、野村証券チーフ為替ストラテジストの池田雄之輔氏は、「年初からヘッジファンド勢は連戦連敗で、これ以上負けられない状況」とし、次を読み違わないためにも「日米で金融政策について明確なシナリオが出てくるまで、ヘッジファンドは新規ポジションをとらないだろう」という。
こうしたヘッジファンドの慎重な姿勢がドル/円の停滞ムードに寄与していると同氏は見ている。
<09:27> 加ドルが7週間ぶり高値圏から反落、OPEC月報受けた原油急落で
カナダドル/円 は92.13円付近で軟調。ドル/円は119.96円付近で上値が重い。
前日の海外市場では、石油輸出国機構(OPEC)が10月の月報で、2016年のOPEC産原油需要の見通しを日量3082万バレルとし、従来に比べ51万バレル上方修正したことを受け、原油価格が軒並み急落。カナダドル/円や資源国通貨もその余波で下落した。
カナダドル/円は、9日に93.25円まで上昇し7週間ぶり高値を付けたあと、前日の海外市場では、93円台前半の高値圏で取引が始まった。
しかし、OPECの月報を受けた投機筋の利益確定売りで欧米原油先物が急落したことを受け、92円付近まで急反落した。
カナダドル/円での円高はユーロ/円やドル/円での円高を招いた。
<09:04> ドル120円付近、日銀議事要旨「基調的な物価の動きが重要」
ドルは120.04円付近でこう着気味。
前日のニューヨーク外為市場は、米国債市場が休場となったことの影響で、低調な商いになった。東京市場もニューヨーク市場の流れを引き継ぎ、これまでのところ動意薄となっている。
「マーケットは、(予想外に悪かった)米雇用統計ショックから、まだ立ち直っていない。10月末の米利上げ開始期待も後退している」(外為アナリスト)という。
日銀は9月に開催された政策決定会合の議事要旨を公開した。それによると、金融政策の運営に当たっては、物価の基調的な動きが重要であるとの認識が共有された。
また、多くの委員は、過去最高の企業収益を踏まえると、賃金上昇ペースは緩やかなものに留まっているとし、賃上げに向けた企業努力を促す働きかけが重要であるとの見方を示した。
さらに、何人かの委員は、コアCPIの一時的なマイナスは、物価の基調が変化したことを示すものではない、とした。
為替市場は議事要旨に対して目立った反応を示していない。
<08:00> ドル120円付近、中国貿易収支に注目
ドルは120.04円付近で小動き。ユーロは1.1356ドル付近で同じく小動き。
この日は9月の中国貿易収支の発表が予定され、市場参加者の関心を集めている。
8月の中国の貿易統計では、輸出がドル建てで前年比5.5%減と引き続き減少傾向が続いた上に、輸入が13.8%減となり、貿易収支は602億3600万ドルの黒字となっている。 8月の輸入の大幅減少には「原油など資源価格が低下したことも影響しているが、内需の弱さを反映した面もある」(エコノミスト)とみられ、9月も引き続き輸入の大幅減が続くのかが、最大の関心事となっている。
<07:40> きょうの予想レンジはドル119.50―120.50円、株と金利にらみ
ドル/円は120.05円付近、ユーロ/ドルは1.1354ドル付近、ユーロ/円は136.28円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が119.50―120.50円、ユーロ/ドルが1.1300─1.1420ドル、ユーロ/円が135.70―136.90円。
前日の米国市場はコロンバス・デーで債券市場が休場。為替市場も参加者が乏しく、方向感に乏しい値動きとなった。ロンドン市場のフィクシング(値決め)にかけてドルが売られ、一時119.89円を付けた。
この日は、日銀決定会合の議事録や中国貿易統計に関心が持たれている。
このところ、119円台では買いが入るが、120円半ばが重い相場となっている。この日も「金利と株価をにらみながらの値動きとなりそうだ」(外為アナリスト)という。
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