2015年10月13日00時00分
■特派員リポート 駒木明義(モスクワ支局長)
本当に、この外相会談をやるべきだったのだろうか。疑問が消えない。
9月21日にモスクワで行われた岸田文雄外相とラブロフ外相の会談は、異例ずくめだった。会談後の共同記者会見後、立ち上がって握手を求めるラブロフ氏に対して、岸田氏は椅子に座り込んだまま、呆然(ぼうぜん)としたように身動きがとれなかった。ようやく立ち上がって握手に応じたものの、その表情はこわばったままだった。
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朝日新聞国際報道部
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