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心臓移植受けた男の子“順調なら1か月で退院”
10月13日 20時59分

心臓移植受けた男の子“順調なら1か月で退院”
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12日、千葉県内の病院で脳死と判定された男の子から提供された心臓を、重い心臓病の男の子に移植する手術を行った東京大学附属病院のチームが、13日夕方、会見し、男の子の家族は、臓器を提供してもらったことに深く感謝していると述べたうえで、経過が順調なら1か月ほどで退院できると今後の見通しを述べました。
千葉県内の病院で12日脳死と判定された6歳未満の男の子から提供された臓器は、13日、全国3か所の病院に運ばれ、患者に移植する手術が行われました。
このうち心臓は、東京大学附属病院で「左室心筋緻密化障害」という重い心臓病の10歳未満の男の子に移植されました。
移植手術を行った心臓外科のチームは午後6時から会見し、小野稔教授が「手術は大きな出血もなく3時間ほどで終わった。今は人工呼吸器も外れていて心臓の機能は良好だ」と男の子が順調に回復していることを報告しました。そのうえで、「移植を受けた男の子の家族は、臓器を提供してもらったことに対し、強く感謝している思いだと話していた」と述べました。
男の子は経過が順調なら1か月ほどで退院できるということです。
12日脳死と判定された男の子から提供された臓器は、肝臓が東京の国立成育医療研究センターで10歳未満の女の子に、腎臓が千葉東病院で30代の女性に移植され、手術はいずれも無事終了しています。
5年前に改正臓器移植法が施行されて以降、15歳未満の子どもから臓器が提供されたのは8人目で、脳死の判定基準がより厳しい6歳未満の子どもからの提供は4人目です。

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