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ラグビー代表帰国会見 「選手は新しいヒーロー」10月13日 19時10分
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ラグビーのワールドカップ、イングランド大会で1次リーグで3勝を挙げる快進撃を見せた日本代表が、13日帰国し記者会見でエディー・ジョーンズヘッドコーチは、「ここにいる選手たちは新しいヒーローだ。ハードワークし続け、さらに勇気を持って戦った」とメンバーをたたえました。
日本代表の選手たちは、13日午後帰国し、夕方5時すぎから東京都内で記者会見に臨みました。ジョーンズヘッドコーチは、初めに日本語で、「新しいラグビーの歴史を作りました」と話したうえで、選手一人一人のプレーの特徴を挙げながら、「ここにいる選手たちは新しいヒーローだ。ハードワークし続け、さらに勇気を持って戦った」とメンバーをたたえました。そのうえで、「今回の成功は、次が大事だ。新しい能力ある選手を発掘し、ここにいる選手も向上しなければいけない」と今後の日本代表に期待を寄せました。
キャプテンのリーチマイケル選手は、「ここにいる男たちは、毎試合、体を張り、日本の皆さんに勇気を与えた。このチームのキャプテンを誇りに思う」と話しました。
安定したキックを武器に活躍した五郎丸歩選手は、「19歳で日本代表に入り、ワールドカップ出場まで10年かかったが、非常に楽しく最高の時間だった。日本や世界の皆さんとその時間を共有できたことをうれしく思う」と笑顔で話しました。またフォワードで活躍した堀江翔太選手は、「日本代表はこれでおしまいではなく、これからどう盛り上げるかが大切だ。国内のトップリーグ、さらにスーパーラグビーと1歩ずつ成功しないといけない。この人気をさらに上げていけるように頑張りたい」と今後を見据えました。
キャプテンのリーチマイケル選手は、「ここにいる男たちは、毎試合、体を張り、日本の皆さんに勇気を与えた。このチームのキャプテンを誇りに思う」と話しました。
安定したキックを武器に活躍した五郎丸歩選手は、「19歳で日本代表に入り、ワールドカップ出場まで10年かかったが、非常に楽しく最高の時間だった。日本や世界の皆さんとその時間を共有できたことをうれしく思う」と笑顔で話しました。またフォワードで活躍した堀江翔太選手は、「日本代表はこれでおしまいではなく、これからどう盛り上げるかが大切だ。国内のトップリーグ、さらにスーパーラグビーと1歩ずつ成功しないといけない。この人気をさらに上げていけるように頑張りたい」と今後を見据えました。
最年長・大野「今の盛り上がりを文化に」
日本代表の中で最年長の37歳、大野均選手は「ここにいる31人全員が日本の皆さんが誇りに思うようなパフォーマンスをしたことをうれしく思う。自分自身、人生でいちばん、おいしいお酒を飲むことができた」と話しました。そして大野選手は「決勝トーナメントに行けなかったのは残念だが、3勝することができて、日本代表になって12年間、ずっとほしかった勝利を勝ち取ることが出来た。羽田空港で多くの人たちが出迎えてくれたことは、代表でプレーしてきてずっと見たいと思ってきた光景だったのでうれしかった。今の盛り上がりを文化として根付かせるように来月から始まるリーグ戦に臨みたい」と感慨深い表情で話していました。
また、スクラムハーフの田中史朗選手は「4年前に結果を残せず悔しい思いしたが、今回は体を張った結果、3勝できた。日本ラグビーがここまで変わって
うれしいと思う」と話しました。
早稲田大の藤田慶和選手は「最高の仲間とプレーすることができて幸せだ。ベスト8には届かなかったが、3勝できたので、2019年に向けてよいスタートが切れた。2019年のベスト8、ベスト4を目指したい」と4年後の大会を見据えていました。
また、スクラムハーフの田中史朗選手は「4年前に結果を残せず悔しい思いしたが、今回は体を張った結果、3勝できた。日本ラグビーがここまで変わって
うれしいと思う」と話しました。
早稲田大の藤田慶和選手は「最高の仲間とプレーすることができて幸せだ。ベスト8には届かなかったが、3勝できたので、2019年に向けてよいスタートが切れた。2019年のベスト8、ベスト4を目指したい」と4年後の大会を見据えていました。
リーチ「プレッシャーの中で力出せた」
会見の後、キャプテンのリーチマイケル選手は「世界でいちばん小さいチームがいちばん大きいチームに勝つことについて世界中からすばらしいことと言われていて注目されるのはうれしい」と南アフリカ戦の勝利を振り返りました。
また、大会期間中に変わったことと変わらなかったことを聞かれると「いちばん変わったことはプレッシャーがある中でも自分の力を出せたことで、いちばんの成長だと思う。変わらなかったことは練習量。『ちょっと減らす』と言われていたが、相変わらずハードワーク、毎日毎日がハードワークでした」と苦笑いしていました。
さらに4年後のワールドカップ日本大会に向けて必要なこととしては「潜在能力がある選手を1人増やすことだと思う。今のチームは15人全員でトライを取るチームだが、バックス、フォワードともにどこでもトライが取ることができる選手を増やせばもっと楽に勝てると思うし、結果的にベスト8以上、行けることができればうれしい」と話していました。
また、大会期間中に変わったことと変わらなかったことを聞かれると「いちばん変わったことはプレッシャーがある中でも自分の力を出せたことで、いちばんの成長だと思う。変わらなかったことは練習量。『ちょっと減らす』と言われていたが、相変わらずハードワーク、毎日毎日がハードワークでした」と苦笑いしていました。
さらに4年後のワールドカップ日本大会に向けて必要なこととしては「潜在能力がある選手を1人増やすことだと思う。今のチームは15人全員でトライを取るチームだが、バックス、フォワードともにどこでもトライが取ることができる選手を増やせばもっと楽に勝てると思うし、結果的にベスト8以上、行けることができればうれしい」と話していました。
五郎丸「3勝挙げたが悔しいという思い」
キックを武器に活躍した五郎丸歩選手は記者会見の後の取材で、自身がキックの前に行う動作について触れ、「あのルーチンはずっとやってきた。大舞台であればあるほど積み上げたものしか出ないと思っていたので、結果として出せたことはうれしかった」としみじみと話していました。さらに大会を振り返り、「3勝を挙げたが、選手みんなが悔しいという思いを出していた。次の世代はその上を目指してくれると思う。ラグビー界だけではなく、世界のスポーツ界が、日本のラグビーに注目した3週間だった。4年後のワールドカップ日本大会、さらに2020年の東京オリンピックに向け、日本でのスポーツのとらえ方が少しずつ変わっていくといいなと思う。スポーツを文化に、という思いは、ラグビーの選手も強い」と話していました。
堀江「作り上げた基礎からさらに伸びたい」
フォワードの堀江翔太選手は帰国後の国内の盛り上がりについて「すごいですね。ここまですごいと想像していなかったのでうれしい」と話しました。
また、南アフリカ戦の勝利については「僕自身は行けると思っていた。南アフリカは日本相手に『なめてくるだろう』と思っていたが、こちらは数か月かけて準備してきたので自信があった。最後の最後で接戦に持ち込んで流れが来たらいいなと思っていたが、『ハードワーク』したことで流れが来たと思う」と振り返っていました。
さらに3勝したものの目標のベスト8に届かなかったことについては「非常に悔しい。スコットランドに大敗したのは足りないところが確実にあったからだと思う。これで満足せずにもっと伸びると思って、作り上げた基礎を大事に、これを底辺にしてさらに伸びていきたい」と先を見据えていました。
また、南アフリカ戦の勝利については「僕自身は行けると思っていた。南アフリカは日本相手に『なめてくるだろう』と思っていたが、こちらは数か月かけて準備してきたので自信があった。最後の最後で接戦に持ち込んで流れが来たらいいなと思っていたが、『ハードワーク』したことで流れが来たと思う」と振り返っていました。
さらに3勝したものの目標のベスト8に届かなかったことについては「非常に悔しい。スコットランドに大敗したのは足りないところが確実にあったからだと思う。これで満足せずにもっと伸びると思って、作り上げた基礎を大事に、これを底辺にしてさらに伸びていきたい」と先を見据えていました。
次期ヘッドコーチは変化支える人材を
記者会見で日本代表の岩渕健輔ゼネラルマネージャーは退任するエディー・ジョーンズヘッドコーチに代わる新しいヘッドコーチの人選について「今回、3勝を挙げたので、2019年の大会はそれ以上の成績を収めないといけない。ここにいる日本の選手たちはこれまで以上に変わらないといけないし、そういうことを支え、力を出せるようなヘッドコーチが望ましいと考え人選を進めている」と話していました。