上地一姫、上遠野郷
2015年10月12日23時50分
第3次安倍改造内閣で就任した島尻安伊子(あいこ)沖縄・北方相が11日、沖縄県を視察した。普天間飛行場の移設問題で翁長雄志(おながたけし)知事と対立する安倍政権は、かつて翁長氏にも推されて国政に出てきた島尻氏をあえて担当閣僚に起用した。政権は沖縄選出の島尻氏に振興策を担わせ、翁長氏を牽制(けんせい)する考えだ。
島尻氏は11日、沖縄の経済団体幹部や市町村長らと面会。3月に米軍から返還され、跡地利用に地元の期待が集まる西普天間住宅地区を視察し、記者団に「跡地利用には以前から取り組んできた。国際医療拠点としても必要で、しっかりと進めたい」と訴えた。那覇市内の祭りの会場では翁長氏とも同席。翁長氏から島尻氏に歩み寄り、「近いうちに東京に行きます。よろしくお願いします」。2人は握手を交わした。
島尻氏は2004年、民主党公認で那覇市議補選に初当選。当時の那覇市長は翁長氏だった。3年後、翁長氏に推されて参院補選で国政に転身し、自民党入りした。民主党政権だった前回10年の参院選では普天間の「県外移設」を訴え再選。だが、12年末に自民が政権に復帰すると、「県選出議員の中でも、いち早く辺野古やむなしとの姿勢に戻った」(自民党関係者)。以来、翁長氏との間にすきま風が吹く。
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