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 JR山手線の新型車両「E235系」(11両編成)が11月30日から営業運転を始める。JR東日本が13日、発表した。中づり広告をなくす予定だったが、「文字情報が多く、じっくり読んで欲しい広告もある」という広告主の声を受け、残すことにした。

 山手線の新型車両は13年ぶり。17~21・5インチのデジタルサイネージ(電子看板)を通路ドア上や窓の上に設置し、1車両あたり現在の8面から28面に増やす。紙の広告の掲示場所は82カ所からドア横と中づりのみの26カ所に減る。

 当初は開放感を高めるため、中づり広告をなくす予定だったが、広告主らの声を受けて1車両に6カ所まで掲示できる。動画と紙の連動を試してもらおうと、広告枠は1編成を1企業が半月1430万円(今年度)で借り切る形で販売する。

 新型車両は実験も兼ねた量産先行車として1編成のみ製造しており、初日は大崎駅を午後3時18分に出発し、外回りで7周する。山手線は計51編成あり、梅原康義東京支社長は「先行車で試行錯誤を重ね、全編成で導入するとなれば、5年後の東京五輪が目安になる」と会見で話した。(東郷隆)