もう、嫌だ。
多方面に悩みすぎて、感情の波が押し寄せてきた。

おじゃこさんに絵トレで貰った対価はくっつけた物も全部返却して、描いた物も棄てろと頼んで、それいがいは知人に渡して罪の糧にしてもらって、キャラの事は無かったことにして自分は辞めてしまおうかなあのゲーム

…まで結論出かけた時、不意に過った問いつめで思い止まった。

冷たくて嘲笑うような声色が感情の波も音も消して私を馬鹿にする。

それで少し冷静になって、込み上げていたものもスッと引いた。

分けて考えよう、どうして今の私って滑稽な程消沈してるのかなって。




私の目(RP)の位置はサクヤの視点に近い。

そこまで近いのは、多分演劇部の経験が要因にあるのかもしれない。

台本を読み取ってそれを自分の体に取り込んで、声なり身体で表現していく。
その役の人物と自分は役の人物としてあり、感情も支配していく。
誰もがそうじゃないんだけど、私の場合、読んで声にしていく内にああなのかな、こうなのかな…て考察を始めていく。たった三年間の活動とはいえ、歩み寄って役を作り上げていったんだけど、その癖をRPでしがち。


それでタチが悪いのは、その「場(役の人物が接触していない所)」では知らぬ事柄を吸収したうえで演じてしまうため、相手からみれば酷い対応をしてしまう。
そうなると、サクヤの皮を被った私が現れている状態。

繰り返すが、
「サクヤは知らない」。
知っても誰それから聞いた漠然とした話なので、対応は穏和で、相手が楽しげに「また会えたらな…人の話」をした場合。
「俺がいない間に人らしい出会いはあったんだ、それは何よりだよ」
と内容次第だけど縁があった話として受け入れているだろうな。


数日間ぐちゃぐちゃになっている私は、とてもじゃないがRRが出来る状態じゃない。
へぇ?
逢ったんだ。約束までして会いたい人なんだ、へぇ。
じゃあライバル設定にして、拠点確認したら殺しに行くわ…肉塊にしたらあげるねを地でやると思う。
それはもうサクヤでも何でもないし、あのゲームでも何処であってもしちゃいけない行為だ。

「そこまで愛されてるんだ」と相手に言われたことがあるけどそれが神経を逆撫でして、殺意に近い感情もわいたし、近くにいたら殴ってたと思う。
交流順が逆だったら同じ事いうんだろう?
人間不振をおちょくったひどいやつ、よくも良いように言いやがって。
相手の行動なんて知るか、ただただ八方美人なのが赦せないみたいな。
あの時はそう思って悔しかった。

………悔しいって何。色々飛びすぎてわからない。
今はそう。

…そんな理不尽、自分だったらありえなくて、それがたまらなく嫌になって自暴自棄になって、言葉を紡ぐのも億劫にもなりかけたけど、………なんとなく落ち着いてる気がする。

序盤で過った言葉を私は何度もやってるから。
何度もやらかしては逃げていたから。今度は思い止めて反芻していた次第です。
……感情のコントロールで今さら悩むなんて思わなかった。
治ってなかったんだな……。

[また世界観ごと殺すんだ、本当に懲りないね。人殺し]