2015年10月13日13時57分
菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で、沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が米軍普天間飛行場の移設予定地の同県名護市辺野古の埋め立て承認を取り消したことについて、「承認に際しての法的瑕疵(かし)はない。(取り消しは)普天間飛行場の危険性除去に向けた努力を無視するもので、非常に残念だ。移設に向けた工事を進める考えに変わりはない」と語った。
また、中谷元・防衛相は同日午前の記者会見で、「審査請求と執行停止申し立てを速やかに行う」と語り、行政不服審査法に基づく不服審査請求と、一時的に取り消しの効力を止める執行停止の申し立てを近く行う考えを示した。時期については「内容、理由を十分検討したうえで、準備でき次第、申請をしたい」と述べるにとどめた。
中谷氏は「埋め立て承認には瑕疵(かし)はなく、取り消し処分は違法だとの立場に揺るぎはない。移設作業は(違法状態になるため)中断をするが、一刻も早く再開するための対応をとる」と語った。
島尻安伊子(あいこ)沖縄・北方相も会見で「普天間飛行場の危険性除去に水を差すようなことになれば、非常に残念だ」と語った。
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