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【大相撲】

御嶽海 巡業で「ウミ出し」

2015年10月13日 紙面から

左脇腹にテープを貼って土俵入りした御嶽海=浜松市東区の浜松アリーナで

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 大相撲九州場所で新入幕が確実な長野県上松町出身の十両御嶽海(22)=出羽海=にアクシデントが発生した。浜松市東区であった12日の浜松巡業で御嶽海は朝稽古と取組を回避。左脇腹のできものからうみを出す緊急治療を施した。

 若手有望株が向かったのは土俵ではなく、病院だった。御嶽海は1週間前にできものを見つけたが放置。前日から「トイレで踏ん張れない」ほどの痛みが左脇腹を襲い、耐えきれなくなった。

 病院ではメスで患部を1〜2センチ切り開いてうみを出した。「麻酔の注射を5回刺しても効かなかった」。約30分間、激痛に耐えながら治療した御嶽海は「大泣きした。ニキビがもともとできやすい体質で、それができてバイ菌が入って悪化した」と振り返った。

 この日の御嶽海は痛み止めと抗生物質を飲み、左脇腹に大きなテープを貼って土俵入りだけこなした。13日の愛知県豊田市での巡業まで取組からは外れる。14日に長野県松本市、16日に長野市の地元巡業が控えるが「松本からは出ます」と御嶽海。故郷では雄姿を見せられそうだ。 (永井響太)

 

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