ニュース詳細
沖縄 移設中止訴える声 普天間固定化を心配する声も10月13日 12時24分
k10010268061_201510131231_201510131232.mp4
沖縄県の翁長知事が埋め立て承認を取り消したことを受けて、埋め立て予定地に隣接するアメリカ軍基地の前では、抗議活動を行っている人たちが、国に対して移設計画の中止を改めて訴えました。
埋め立て予定地となっている名護市辺野古沖の海上では、立ち入りを制限する区域を示すフロートが浮いているほか、警戒に当たる船が数隻確認されましたが、ボーリング調査のための作業などは確認されていません。
予定地に隣接するキャンプシュワブのゲート前には、13日も移設計画に反対する住民や市民グループなど100人近くが集まり、抗議の座り込みなどを行っています。午前10時に翁長知事が埋め立て承認の取り消しを正式に表明したことが伝わると、大きな拍手が起き、沖縄の踊り「カチャーシ-」で喜びを表したあと、国に対して移設計画の中止を改めて訴えました。
埋め立て予定地に近い名護市の67歳の女性は、「一日も早く承認を取り消してほしいと思っていたので、よかったです。子や孫たちに自然と平和を残すためにも、新たな基地を造らせないことが自分たちの責任です。県民の総意を知事が体現しているので、国は新基地の建設を断念してほしいです」と話していました。
また、うるま市の73歳の男性は「大変うれしいです。日本は法治国家なので、知事が埋め立ての承認を取り消した以上、国はそれに従って、移設計画を取り消すべきだと思います」と話していました。
予定地に隣接するキャンプシュワブのゲート前には、13日も移設計画に反対する住民や市民グループなど100人近くが集まり、抗議の座り込みなどを行っています。午前10時に翁長知事が埋め立て承認の取り消しを正式に表明したことが伝わると、大きな拍手が起き、沖縄の踊り「カチャーシ-」で喜びを表したあと、国に対して移設計画の中止を改めて訴えました。
埋め立て予定地に近い名護市の67歳の女性は、「一日も早く承認を取り消してほしいと思っていたので、よかったです。子や孫たちに自然と平和を残すためにも、新たな基地を造らせないことが自分たちの責任です。県民の総意を知事が体現しているので、国は新基地の建設を断念してほしいです」と話していました。
また、うるま市の73歳の男性は「大変うれしいです。日本は法治国家なので、知事が埋め立ての承認を取り消した以上、国はそれに従って、移設計画を取り消すべきだと思います」と話していました。
沖縄の市民の反応は
沖縄県の翁長知事が埋め立て承認を取り消したことを受けて、沖縄県内の街頭では地元の新聞社が号外を配りました。
那覇市の30歳の女性は、「このまま工事が進まず、最終的に基地がどこかに移ればいいと思う。もし、国が今後も強引に工事を進めるのであれば、住民投票を実施すべきだ。すぐに工事が再開するとすれば、民主主義ではないと思います」と話していました。
4年前に大阪から宜野湾市に移り住んだという74歳の男性は、「移り住むまでは、沖縄にこれほど多くの基地があるとは知らなかった。承認の取り消しには大賛成だ。国が対抗措置として国土交通大臣に訴えるやり方はおかしいと思うので、翁長知事には頑張ってほしい」と話していました。
また、70歳の那覇市の女性は、「取り消しそのものは評価するが、前の知事のときに承認は終わっているので、いまさら変えるのは難しいのではないか」と話していました。
普天間基地を抱える宜野湾市の市民からは、同じ県内への移設に抵抗を感じながらも、基地の固定化だけは避けてほしいという複雑な思いが聞かれました。
このうち、60代の男性は、「基地の危険を早くなくしてほしいが、宜野湾から辺野古に基地が移設されると、今度は辺野古が危険になるので、本音としては、基地は全面撤去してほしい。沖縄県民であり、宜野湾市民でもあるので、気持ちが揺れ動く」と話していました。
また、20代の男性は、「辺野古に移すことに難しい面があると思うが、子どももいて不安なので、基地は宜野湾からなくしてほしい。県外移設を望んでも、今度はそこに住む人たちの不安も出てくると思うので、正直、どうしたらいいかわからない」と話していました。
一方、60代の女性は、「基地を固定化させないため、ひんしゅくを買うかもしれないが、できたら辺野古へ基地を移設してほしい」と話していました。
那覇市の30歳の女性は、「このまま工事が進まず、最終的に基地がどこかに移ればいいと思う。もし、国が今後も強引に工事を進めるのであれば、住民投票を実施すべきだ。すぐに工事が再開するとすれば、民主主義ではないと思います」と話していました。
4年前に大阪から宜野湾市に移り住んだという74歳の男性は、「移り住むまでは、沖縄にこれほど多くの基地があるとは知らなかった。承認の取り消しには大賛成だ。国が対抗措置として国土交通大臣に訴えるやり方はおかしいと思うので、翁長知事には頑張ってほしい」と話していました。
また、70歳の那覇市の女性は、「取り消しそのものは評価するが、前の知事のときに承認は終わっているので、いまさら変えるのは難しいのではないか」と話していました。
普天間基地を抱える宜野湾市の市民からは、同じ県内への移設に抵抗を感じながらも、基地の固定化だけは避けてほしいという複雑な思いが聞かれました。
このうち、60代の男性は、「基地の危険を早くなくしてほしいが、宜野湾から辺野古に基地が移設されると、今度は辺野古が危険になるので、本音としては、基地は全面撤去してほしい。沖縄県民であり、宜野湾市民でもあるので、気持ちが揺れ動く」と話していました。
また、20代の男性は、「辺野古に移すことに難しい面があると思うが、子どももいて不安なので、基地は宜野湾からなくしてほしい。県外移設を望んでも、今度はそこに住む人たちの不安も出てくると思うので、正直、どうしたらいいかわからない」と話していました。
一方、60代の女性は、「基地を固定化させないため、ひんしゅくを買うかもしれないが、できたら辺野古へ基地を移設してほしい」と話していました。