エディー日本の大健闘で子供向けラグビースクール盛り上がり
2015年10月13日6時0分 スポーツ報知
エディー・ジャパンの大健闘に、“未来の日本代表”を輩出するかもしれない子供向けのラグビースクールが盛り上がりを見せている。
幼児から中学生まで約120人が所属する「多摩ラグビースクール」では、初戦の南アフリカ戦の勝利直後から練習体験の申し込みや問い合わせが入り始めたという。校長の眞鍋雅彦さん(58)は、「年度替わりを除いて、口コミやスクール生の紹介ではない問い合わせがくるのは初めてですね」と、影響力の大きさに驚く。
所属している子供たちの意識も変わってきたという。「野球やサッカーと違い、最高レベルの戦いをなかなか見られないこともあるんでしょうが、以前は試合観戦に行っても、すぐに集中できなくなる子が多かった。それが、今回は小学生の子たちが朝4時からのアメリカ戦を見るために早起きしたと話していたんですよ」とうれしそうに声を弾ませた。
眞鍋さんは今大会の開幕前、日本開催の19年大会を心配していたという。「正直言って、アメリカには何とか勝って1勝3敗と予想していました。ただ、その結果では4年後に向けて盛り上げていくのは難しいだろうなと」。
ところが、ベスト8こそ逃したものの、結果は3勝1敗。「コーチも『もっと頑張ろう』という気持ちになっている。あとは、一時期のブームにならないように、底上げをしていかないと」。日本に「ラグビー文化」を根付かせるため、力を尽くすつもりだ。