マツダが中型車(C/Dセグメント)の次世代プラットフォームをFR(前部エンジン・後輪駆動)にする検討に入った。販売台数の7割近くを占める主力プラットフォームを、現在のFF(前部エンジン・前輪駆動)からFRに転換することになる。高級路線を推し進めたい狙いがありそうだ。
マツダは複数の部品メーカーに、2020年頃の発売を想定した車両のRFQ(Request for quotation:見積もり依頼書)を提出した。RFQに対するフィードバックを見て最終的に判断する。仮に量産を決断すると、2020年頃の全面改良が予想される「CX-5」や「アテンザ」からFRプラットフォームを採用する可能性が高い(表)。
FRに転換する最大の目的は、ブランド価値の向上にある。FRの方が運動性能が高く、運転する楽しさを顧客に訴求しやすくなるからだ。
かつて、国内メーカーが手掛ける中型以上のセダンはFRが主流だった。しかし、FFは部品点数の削減、軽量化による低燃費を実現できるため、国内メーカーのほとんどのクルマがFFへ移行した。マツダも2012年、C/Dセグメントの車両をFFの「SKYACTIV(スカイアクティブ)」プラットフォームに変更し、CX-5から採用し始めた(図)。
マツダ、レクサス、アテンザ、SKYACTIVE、トヨタ自動車、セダン
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