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パブリッククラウド市場をAmazon Web Services(AWS)がリードしていることに異論がある人はいないだろう。AWSが人気を博している大きな理由は、利用できる製品の多さと、同社が新たなツールやサービスを提供するスピードにある。
ラスベガスで開催された「AWS re:Invent 2015」カンファレンスの基調講演で、AWSのシニアバイスプレジデントであるAndy Jassy氏は、Amazonの現在の状況と、同社が提供する新製品について語った。
Jassy氏によれば、現在AWSは100万を超えるアクティブな顧客を抱えている(同氏はアクティブな顧客を、過去30日間に同プラットフォームを利用した、Amazon以外の組織と定義している)。この数字は、大企業がクラウドに移行しつつあることを明確に示している。しかし、その理由は何だろうか?
Jassy氏は、クラウドへの移行が進んでいる6つの理由を挙げた。
Jassy氏は、これらのことが企業に「自社の運命に対する自由とコントロール」を与えてくれると述べている。さらに同氏は、クラウドは7つの基本的な自由を提供してくれるものであり、これらの自由は同時にAWSプラットフォームの未来を示していると語った。
この記事では、Jassy氏が基調講演で語った、AWSの新製品が可能にするクラウドの基本的な自由を紹介する。
企業の開発者に課せられる制約は、少なければ少ないほど望ましい。Jassy氏は、AWSが提供する製品やサービスの数が多いことそのものが、組織がクラウド戦略を立てる上での自由度を高めていると述べた。
米国の銀行であるCapital Oneの最高情報責任者(CIO)Rob Alexander氏は、「デジタルはまさに銀行の新たな支店だ」とし、同社は顧客に対し優れたオンライン体験を提供する必要があると話した。Alexander氏はこのカンファレンスで、新たなCapital Oneアプリのデモを行い、このアプリはモバイルユーザーの銀行利用体験を革命すると主張した。
AWSにはデータ分析のためのツールが豊富に用意されているが、そのプロセスは通常、専門家であるデータアナリストによって処理されており、一般的なビジネス現場の従業員が簡単に携われるものではない。Jassy氏はこの問題を解決するための製品である、誰にでも素早く簡単に利用できるクラウドベースのBIツール「Amazon QuickSight」のリリースを発表した。
AWSの製品戦略ゼネラルマネージャーであるMatt Wood氏によれば、QuickSightは「S3」「Hadoop」「Redshift」をはじめとするさまざまなデータソースを自動的に発見するという。その後、このツールはデータの種類を調べ、データ間に存在する関係を判断し、「Autograph」と呼ばれるツールを使用して、自動的にそのデータにもっとも適した可視化方法を選択する。
QuickSightは「SPICE」と呼ばれるプラットフォームを利用している。この名前は、「Super-fast Parallels In-memory Computation Engine」(インメモリ超高速並列計算エンジン)を略したものだ。Wood氏は、モバイル環境にもライブ分析を組み込み、ライブダッシュボードを構築することができると説明している。また、ユーザーはデータを用いた「ストーリー」を作るためのインタラクティブな文書である、「ストーリーボード」を作成することができる。
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